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コレガ 01年12月期売上高60億 02年は法人向け製品を投入
2002/01/07 16:06
週刊BCN 2002年01月07日vol.923掲載
01年12月期の売上高は順調に伸びたものの、1商品(製品)当たりの平均単価は約3000円と低水準のまま推移した。今後、さらに単価が下落する可能性もあり、利益面では楽観を許さない。
石津清樹営業部長は、「3000円の平均単価のまま、売り上げをさらに50%増やすのは容易ではない。個人市場だけに焦点を当てていては、90億円の売り上げ達成は難しい。このため、今期は法人向けの箱売り商品の開発にも力を入れることで、家庭向けの販売とうまくバランスをとれるようにする」と、収益構造の強化を図る。
法人向けの製品としては、(1)無線LANを基盤とした製品群の強化、(2)SOHO・中小企業向け単機能サーバー、(3)ネットワーク関連の周辺機器の品揃え拡充――の3本柱で取り組む。
例えば、(1)の無線LAN製品では「法人などでよく使う防犯・監視カメラに無線LAN機能をつける」、「プロジェクタに無線LAN機能をつける」、「中継器と無線LANを組み合わせ、電波が届きにくい地下街を何キロも飛ばせるセット商品」など、“売り切り型の箱売り”をベースに02年1月下旬から、順次製品化に踏み切る。
石津部長は、「SOHO・中小企業に強い販社と協業しながら、収益力の拡大に努める。また、保守費用がかからない売り切り製品を中心に揃えることで、会社組織を肥大化させず、身軽で効率の良い収益構造をつくる」と、スリムな経営体質のまま、従来の店頭における家庭向けの販売に加え、法人売りの新しい販路開拓にも力を入れる方針。
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