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大塚商会、リコー オフィスサプライの調達・物流を共同化

2002/01/07 16:06

週刊BCN 2002年01月07日vol.923掲載

 リコー(桜井正光社長)と大塚商会(大塚裕司社長)は、OA機器消耗品やオフィス向け文具などのオフィスサプライの調達および物流を共同化することで合意した。

 オフィスサプライビジネスにおける商品調達力、コスト対応などを高め、ユーザー満足度の向上を目指す。

 具体的には、従来、独自に仕入れ・販売をしてきたリコー製以外のオフィスサプライ調達について、2002年4月までに大塚商会のオフィスサプライ通販「たのめーる」で扱う商品を中心に順次統合・一元化し、リコーでは通販サイト「ネットリコー/ODeS」を通じて販売する。

 配送所や配送網など物流インフラについて、まず02年1月から4月までに東京地区で両社の物流網を統合・一元化し、今後03年度までに大塚商会の拠点がある全国主要都市に展開していく。さらに機器本体の物流についても統合を進める。

 両社では取り扱う商品が多くの部分で重複していることから、調達・物流の共同化の検討を進め、一部調達については、すでに01年7月から大塚商会が一括調達し、リコーに供給を開始している。

 今回の両社の合意は、共同化を本格的に展開するとともに、物流インフラ、在庫なども一元化することで、調達力・コスト対応力の向上や納期短縮などを実現し、競争力を強化を図ることが目的。
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