週刊BCN特別企画 ■■AI時代のIT需要を探る■■

エッジコンピューティングビジネスの勝ち筋
データ活用やAI導入の加速により、エッジコンピューティング技術を活用した
ソリューション提案が新たなビジネス領域に進出するチャンスとなっている

× こちらから>>

KeyPerson

テクノロジーカンパニーの特色を強く打ち出す

DAIKO XTECH 代表取締役社長CEO

松山晃一郎

取材・文/安藤章司 撮影/大星直輝

2025/04/28 09:00

松山晃一郎

週刊BCN 2025年04月28日vol.2057掲載

 4月1日、大興電子通信はDAIKO XTECH(ダイコウクロステック)に社名変更した。その意図は「テクノロジーカンパニー」としての特色を強く打ち出すことにあるという。近年は独自ソリューションの新規開発を通じて収益力を高める取り組みを加速させており、SaaS型ERPやHRテック商材など、社内のアイデアに基づいた事業を推進。強みとする生産管理システムやWeb給与明細といった既存の主力商材のビジネスも順調に推移しており、営業利益率の押し上げに貢献している。社名変更で新たなスタートを切った同社の展望について、松山晃一郎社長に聞いた。
(取材・文/安藤章司  撮影/大星直輝)

直感的にIT企業と分かる社名

――新社名にはどのような思いが込められていますか。

 旧社名である大興電子通信の「事業を大きく興す」は引き継ぎ、先進的なデジタル技術を象徴する「テック」と、変数を表す「クロス」を入れました。事業環境は常に変化していくため、その変化に適応するテクノロジーカンパニーであり続けるという思いを込めました。

 社名変更は私の一存で決めたわけではありません。2030年に向けた長期の経営ビジョンをつくる過程で、事業部門の責任者が「会社をこう変えていきたい」と活発に議論し、その中で社名を変える案が出ました。23年に創業70周年を迎え、コーポレート・アイデンティティーの刷新と併せて新社名を考案し、25年4月1日付で改めました。

 1953年の創業当時の社名は「大興通信工業」で、当時は富士通の電話交換機向けの機器製造を請け負っていたと聞いています。その後、64年に富士通と特約店契約を結び、通信分野へ本格的に進出した74年に「工業」を取って「電子」を追加し、「大興電子通信」となった経緯があります。個人的な経験では「電子通信」の文字が入っても、なお製造業だと勘違いされることがありましたが、DAIKO XTECHという名称は直感的にIT企業だと分かってもらえるのではないかと思っています。
この記事の続き >>
  • 「新しい価値創造」に注力
  • 「五方良し経営」を実践中

続きは「週刊BCN+会員」のみ
ご覧になれます。

(登録無料:所要時間1分程度)

新規会員登録はこちら(登録無料)

会員特典

詳しく見る
  1. 注目のキーパーソンへのインタビューや市場を深掘りした解説・特集など毎週更新される会員限定記事が読み放題!
  2. メールマガジンを毎日配信(土日祝をのぞく)
  3. イベント・セミナー情報の告知が可能(登録および更新)
    SIerをはじめ、ITベンダーが読者の多くを占める「週刊BCN+」が集客をサポートします。
  4. 企業向けIT製品の導入事例情報の詳細PDFデータを何件でもダウンロードし放題!
  • 1

関連記事

大興電子通信、商号変更に伴い新ブランドロゴタイプを制定

外部リンク

DAIKO XTECH=https://www.daiko-xtech.co.jp/