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KeyPerson

日本をアジアのAI計算資源の中心に

ハイレゾ 代表取締役社長

志倉喜幸

取材・文/堀 茜 撮影/大星直輝

2025/02/10 09:00

志倉喜幸

週刊BCN 2025年02月10日vol.2047掲載

 生成AIへの注目が高まり、多くの企業が投資を加速している。そうした中、生成AIの開発などに特化して計算資源を提供する事業で存在感を高めているのがハイレゾだ。石川県、香川県にGPU専用データセンター(DC)を開設。クラウド基盤の提供によってAI開発を支援している。志倉喜幸社長は「日本をアジアの計算資源の中心にしたい。日本各地にDCを置くことは地方創生にもつながる」として、全国でDCの展開を目指す。国内の生成AIビジネスの成長を見据えた、同社の戦略を聞いた。
(取材・文/堀 茜  撮影/大星直輝)

ブーム以前にGPU事業を開始

――志倉社長のキャリアを教えてください。

 学生起業でキャリアをスタートしました。学生メンバーで集まり、プログラミングの受注などをしていました。スマートフォン向けのアプリケーションやソーシャルゲームの開発と事業内容が変わる中で、ゲーム開発がグラフィック系に寄っていって、そこでGPUを使い始めたのが現在の事業につながっています。そこから、プログラム受注や広告事業などを手掛けつつ、GPU事業が育つのをずっと待っていたというようなかたちです。

 GPU事業にはかなり昔から着目していました。GPUを利用できる範囲は広がってきていますが、利用用途は3~4年サイクルで変わってきています。AIの前はブロックチェーン、さらにその前はゲーム用のグラフィック開発という流れでした。

 多くのGPUサーバーを取り扱うようになると、社内のデータなどを管理する通常のサーバーとは全く違う、ということが分かってきました。消費電力や放熱量は桁違いですし、開発で計算する時に使うので、夜間は止まっていても問題ない点などです。GPU専用DCの事業に乗り出そうと考えた当時は、日本ではまだ誰も取り組んでいませんでした。

――生成AIブームを見通していたのでしょうか。

 見通せていたかと言われると、何とも言えないです。米国や中国で画像認識が高いレベルで進んでいたのを見て、日本でもAIよりも画像認識でGPUの需要が高まるのではないかとは思っていました。ただ、いくら優れたテクノロジーでも、本当に盛り上がるかどうかは、国や環境などいろいろな要素に左右されます。「ChatGPT」が登場し、生成AIが注目されなかったら、当社は潰れていたかもしれません。会社の規模が小さいから、生き残れたのだろうと感じています。大企業にとっては、ゲーム開発もブロックチェーンもブームになった期間が短く、市場が小さすぎたと思いますが、当社は数年で終わったそれらのGPUのニーズを追いかけることができました。
この記事の続き >>
  • 低いコストで計算力を提供
  • DC建設で地方創生を

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ハイレゾ=https://highreso.jp/