KeyPerson
アプリケーションの課題を全て解決する
F5ネットワークスジャパン カントリーマネージャー
木村正範
取材・文/岩田晃久 撮影/大星直輝
2024/10/21 09:00
週刊BCN 2024年10月21日vol.2034掲載
(取材・文/岩田晃久 写真/大星直輝)
成長を後押しする文化
――7月にカントリーマネージャーに就任されました。心境はいかがですか。私のキャリアの半分以上が当社での仕事で、長く働いている好きな会社のカントリーマネージャーになったのは素直にうれしかったです。同時に、F5は国内で長くビジネスをしていますし、製品はミッションクリティカルなアプリケーションを支えているので、こうした会社の成長を任せられたことに責任を感じています。私は、ハイタッチとチャネルの両方の営業を経験しています。ハイタッチだけではビジネスは成り立ちませんし、パートナーには対等に話していかなければなりません。両方を経験できたことは大きな財産になっています。
――長く在籍する中で、自社の強みはどういった部分だとお考えですか。
成長に対して貪欲な会社で、成長するために社員が積極的にアイデアを出し、意見交換を行います。成長を目指す社員に対してのサポートもしっかりしている。このような企業文化が根付いているのが強みです。私は17年働いていますが、定期的なトレーニングやマネジメントに必要な能力開発など、多くの成長機会を得ることができました。
F5はハードウェアからスタートしたベンダーですが、多くの投資を行いソフトウェアにシフトしてきました。現在は、オンプレミスとマルチクラウドの双方で包括的なアプリケーションデリバリーとセキュリティーを提供できる体制を築いています。
――組織づくりではどういった部分を強化しますか。
これまでの企業文化を大切しながら、市場の変化に合わせてわれわれもどんどん変わっていく必要があると感じています。近年は買収により製品ポートフォリオの拡充を進めているため、複雑で新しいソリューションを同時に販売していくことになります。新しい複数のソリューションの場合、販売に関する前例がないため、既存の方法にとらわれずに挑戦していける組織にしなければなりません。
当社の場合、オンプレミスの知識や経験が豊富な社員が多いですが、今後は継続的なトレーニングによりクラウドの経験値を上げていく必要があると考えています。組織形態は、営業を業種ごとに分けて迅速に対応できるようにしていますが、ここにクロスファンクション(部門横断的)の取り組みを掛け合わせることで、今までにない売り方や変化を生み出せるようにしていきます。
- プラットフォーム化を推進
- 顧客に価値を届ける
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