KeyPerson

最高レベルのセキュリティーを届ける

ソフォス 代表取締役

足立達矢

取材・文/岩田晃久 撮影/大星直輝

2024/09/30 09:00

足立達矢

週刊BCN 2024年09月30日vol.2031掲載

 英Sophos(ソフォス)は、エンドポイントやネットワーク、メールなどの幅広いセキュリティー製品およびサービスを展開することで、企業のセキュリティー強化を支援してきた。現在は、企業のセキュリティー強化をさらに支援するために、XDR(Extended Detection and Response)製品の「Sophos XDR」や、マネージド型の脅威検出・対応サービスであるMDR(Managed Detection and Response)の販売強化を図っている。5月に日本法人のトップに就任した足立達矢氏は「中堅・中小企業から大企業まで全ての企業に対して、最高レベルのセキュリティーをリーズナブルなかたちで提供していく」と力を込める。
(取材・文/岩田晃久  写真/大星直輝)

英本社は日本法人の意見を尊重

――5月に社長に就任されました。トップになられた心境はいかがですか。

 XDRやMDRといった次世代型のソリューションが売り上げの大半を占めるまでに成長しており、現在はお客様とのリレーションやパートナーとの協業などをさらに加速できるフェーズになっています。こうしたタイミングで日本法人のトップに就いたことをポジティブに受け止めています。

 私はこれまで営業をリードする立場でしたが、トップになったことで、テクニカルサポート、開発、マーケティング、バックオフィスなどすべてに責任があり、自分からアクションを起こす必要があります。それぞれに対して、理解を深めて自分の幅を広げていきたいですね。

――ソフォスの組織としての強みはどういった部分になりますか。

 グローバルで充実したサポート体制を確立できているのが強みです。システム面はもちろんですが、国内の市場環境や文化を英本社が理解しており、日本法人の意見を尊重し、施策に応じて必要な支援をしてくれます。

 日本法人の強みは、部門間で連携して結果をつくっていくという考え方が徹底できている点です。最近は新しい社員も増えていますので、この考えを浸透させて、全体で助け合う組織をつくり続けることがビジネスの成長につながると考えています。

――顧客のセキュリティー意識の変化をどう捉えていますか。

 現在も私は毎週、各都道府県の大企業から中小企業のお客様を訪問していますが、全体的にセキュリティーへの意識は高まっていると感じています。セキュリティー関連の報道が増えていることや、自社の取引先が被害を受けたといったことを背景として、セキュリティー対策を見直したいという相談を受ける機会が実際に増えてきています。しかし、セキュリティーへの関心がまだ低い企業もありますので、そういった企業に対しては、われわれベンダーとパートナーが協力して、セキュリティー強化を図るための気付きを提供するのが重要だと思っています。
この記事の続き >>
  • MDRで運用の課題を解決
  • パートナーの存在が不可欠

続きは「週刊BCN+会員」のみ
ご覧になれます。

(登録無料:所要時間1分程度)

新規会員登録はこちら(登録無料)

会員特典

詳しく見る
  1. 注目のキーパーソンへのインタビューや市場を深掘りした解説・特集など毎週更新される会員限定記事が読み放題!
  2. メールマガジンを毎日配信(土日祝をのぞく)
  3. イベント・セミナー情報の告知が可能(登録および更新)
    SIerをはじめ、ITベンダーが読者の多くを占める「週刊BCN+」が集客をサポートします。
  4. 企業向けIT製品の導入事例情報の詳細PDFデータを何件でもダウンロードし放題!
  • 1

関連記事

ソフォス 中小企業が利用しやすいXDR 運用サービスで人材不足の課題解決

素早い検知・対応を可能にするMDRで巧妙化するサイバー攻撃を防ぐ

外部リンク

ソフォス=https://www.sophos.com/ja-jp