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働き方の変革を支える

ワークデイ 代表取締役社長

古市 力

取材・文/堀 茜 撮影/大星直輝

2024/08/26 09:00

古市 力

週刊BCN 2024年08月26日vol.2027掲載

 米Workday(ワークデイ)は、主力のヒューマンキャピタルマネジメント(HCM)に加え、財務管理、ERPと提供ポートフォリオを広げ、企業の経営判断をサポートするプラットフォームとしてグローバルで躍進している。日本法人のトップに就任した古市力社長は、国内での成長に向け、提案から構築までの各フェーズで適切なパートナーとの協業を強化する方針だ。日本企業の働き方の変革をどう支えていくのか、古市社長に聞いた。
(取材・文/堀 茜  写真/大星直輝)

日本法人の存在感を高める

――IT業界で豊富な経験を持ち、前職は米Tanium(タニウム)日本法人のトップでした。次にワークデイを選んだ決め手は何ですか。

 本社CEOのカール・エッシェンバックに誘われたことですね。何とか日本法人を大きくしてもらえないかと依頼を受けました。彼は私の米VMware(ヴイエムウェア)時代の上司で、当時ずっと一緒に仕事をしていました。

――入社してみて、会社にどんな印象を持っていますか。

 人を大切にする会社のモデルにならなければと考えている印象があります。HCMが主力製品なので、人を大切にしており、それがビジネスの成長につながっていると感じています。

 以前、同じ職場だったときから、カールの人間性や強いリーダーシップに引かれていました。彼はいつも「謙虚に」「信じろ」といった言葉を使います。今回入社して、カールの考え方は会社に浸透していると感じました。一緒に仕事をするのはエキサイティングな気持ちになりますし、何かあればすぐにカールに電話するなど、風通しはとてもいいです。

――自身にどんな役割が期待されていると思いますか。

 カントリーマネージャーのメジャーメント(数値目標)は、グローバルの売り上げの何パーセントを取るかだと考えています。10%を取れば、プレゼンスが相当高いということになります。日本はまだまだ低い。

 私の仕事は、ワークデイの製品を日本市場に売っていくことと、ワークデイ社内で日本を売っていくこと、この両軸になります。グローバルで日本法人の存在感をどこまで高められるかが、自分の通信簿になると思っています。
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  • HCM、財務、ERPの3軸で展開
  • パートナーとの連携を起爆剤に

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外部リンク

ワークデイ=https://www.workday.com/ja-jp/homepage.html