KeyPerson
社会全体のデジタル変革に積極的に関わっていく
豆蔵ホールディングス 代表取締役会長兼社長
荻原紀男
取材・文/安藤章司 撮影/松嶋優子
2020/12/04 09:00
週刊BCN 2020年11月30日vol.1852掲載
スピード感をもって変化に適応
――今年6月に豆蔵ホールディングスの株式の上場を廃止するなど、グループの経営方針が大きく変わった印象です。事業会社ごとの強みとする技術を極めていくという経営方針は大きくは変わっていません。ただ、このまま上場を続けているとTOB(株式の公開買付け)で、意図せず買収される可能性があったため、株式の上場を取りやめました。
株主価値を最大化できるTOBならまだしも、持ち株会社の下にさまざな事業会社を配置している形態ですと、往々にしてコングロマリット・ディスカウントが起こる危険性が高い。つまり、事業会社の価値を足し合わせた合計額よりも割安な価格で、グループ丸ごと買収されてしまっては不本意な結果となりかねません。
――コロナ禍で市場環境が大きく変化するなか、一旦上場を廃止して経営の自由度を高めたほうが有利に働くというお考えもあったのでしょうか。
MBO(経営陣による株式買い取り)による非上場化は、昨年秋頃には決めていましたので、コロナ禍とは関係ありません。ただ、上場を廃止することで動きやすくなったのは確かです。まったくの偶然とはいえ、市場環境の変化に合わせて、スピード感をもって経営の舵取りができるようになりました。
――スピード感のある経営とは、具体的にはどのようなものでしょうか。
続きは「週刊BCN+会員」のみ
ご覧になれます。
(登録無料:所要時間1分程度)
新規会員登録はこちら(登録無料) ログイン会員特典
- 注目のキーパーソンへのインタビューや市場を深掘りした解説・特集など毎週更新される会員限定記事が読み放題!
- メールマガジンを毎日配信(土日祝をのぞく)
- イベント・セミナー情報の告知が可能(登録および更新)
SIerをはじめ、ITベンダーが読者の多くを占める「週刊BCN+」が集客をサポートします。 - 企業向けIT製品の導入事例情報の詳細PDFデータを何件でもダウンロードし放題!