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販売からソリューションへ “野武士”のDNAを原点にSIへ舵を切る

キヤノンマーケティングジャパン 社長 村瀬治男

取材・文/谷畑良胤 撮影/馬場磨貴

2006/05/29 18:05

村瀬 治男

週刊BCN 2006年05月29日vol.1139掲載

 「社名から販売という文字をなくそうと決めたのは3年前」と村瀬治男社長はいう。キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は4月1日付で、「キヤノン販売」から社名を変更した。“箱売り”というイメージの強い「販売会社」から、企業向けの「ITソリューション」会社へと舵を切ったわけだ。2010年度までの「長期経営構想」で、全社売り上げを1兆1000億円に乗せて、「ITソリューション」で6000億円を稼ぎ出す。うち3000億円がハードを除くソリューションの売り上げだという。事務機器販売という主力事業に加えて、大手SIerに匹敵するインテグレーション事業を立ち上げる。「楽な数字ではないが、達成はそんなに難しくない」と村瀬社長は自信を込めた口調で語る。

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