MAXHUBには、主に2種類の会議室ソリューションがある。その一つが、Microsoft Teams Rooms用の専用機器であるMAXHUB「MTRシリーズ」だ。MTRシリーズの核となっているのはMini-PCと制御用のタッチパネルの二つの装置で、これにカメラ、マイク、スピーカー、モニターを接続すると、Web会議システムとなる仕組み。Mini-PCとタッチパネル以外の装置には、業界標準のものが使える。
もう一つの会議室ソリューションは、インタラクティブホワイドボード(電子黒板)のMAXHUB「All in One Meeting Board V7シリーズ」。こちらは4Kモニター(55型から86型)に5000万画素・3眼カメラ、16マイクアレイ、スピーカー、Windows 11 Pro搭載PCを取り付けた、“全部入り”の構成が特徴だ。
国内に11拠点を構えるナイスモバイルは、製造業、建設業、教育機関、福祉施設、医療機関、官公庁などのさまざまな業界にMAXHUB製品を納入している。MTRシリーズの導入事例として紹介されたのは、包装資材商社と金融業の2社。All in One Meeting Boardには卸売業や市役所での導入事例があるという。「会議システムの市場規模は最低でも2000億円が見込める。会議DXの普及に向けて活動を続けたい」と吉村氏は締めくくった。