一方、Intuneの担当はセキュリティーとポリシー制御である。主な機能は、モバイルデバイス管理(MDM)とモバイルアプリケーション管理(MAM)。MDMはBitLocker暗号化を強制したり盗難・紛失の際に遠隔からロックをかけたりすることで内部データの流出を防ぐ機能、MAMはモバイルアプリに対してMDM相当の保護をする機能だ。ポリシー制御では構成プロファイル(利用可能な機能)とコンプライアンスポリシー(システム設定値についての規則)を設定できるほか、「Microsoft Defender for Endpoint」との連携によるエンドポイント検知・対処(EDR)にも対応している。
そのための製品・サービスとしてMicrosoftが2024年4月に提供を開始したのが、「Microsoft Copilot for Security」だ。カバーしている機能は、インシデントの調査、インシデント内容の要約、デバイス管理、ポリシー提案の四つ。Microsoftの発表によればセキュリティーアナリストの対応スピードが22%向上し、精度も7%高くなるという。