Special Issue

GRANDIT 労働人口減少やSDGsに向き合い成長を目指す企業へ 企業価値向上をもたらすERPの役割とは何か

2024/08/08 09:00

週刊BCN 2024年08月05日vol.2025掲載


 GRANDITのセッション「企業価値向上をもたらすERPの役割とAI,DX,SDGsへの向き合い方」では、事業統括本部マーケティング室・室長の高橋昇氏が登壇。最新の経営課題をERPがどのように解決するかを示した。

GRANDIT
事業統括本部 マーケティング室 室長
高橋 昇氏

 社会環境の変化につれて、企業がかかえる経営課題も変っていく。今の企業に求められているのは、少子高齢化と労働人口減少に対応しつつ、SDGsの理念に即した環境配慮経営をすること。それを支援するテクノロジーとして、多くの企業はDXとAIに大きな期待を寄せている。

 そこで注目されるのが、ERPの果たす役割だ。「会計、人事、生産、物流、販売などの基幹業務を統合するソフトウェアがERP。その本質は『業務プロセスの連携』と『データ統合』にある」と高橋氏。業務効率化で働き方を改革したり、帳票を電子化したりすれば、少子高齢化や労働人口の減少に対応しながら事業を存続できるようになると説明した。また、調達量を天候や売り上げの動向に基づいて増減したり、企業活動で使われる資源使用量を可視化・削減したりすることによって、環境に配慮した経営も実践できるという。

 さらに、最新のAIをERPと融合させることによって、ERPは経営判断を支援する役割を果たせるようになる。例えば、ERP内のデータをもとに「類型」や「トレンド」を人間に提示したり、あいまいな要素が多くてシステム化が難しかった領域を自動化したり、といった役割だ。

 このように経営課題の解決に寄与するERPの商材として、GRANDITは「GRANDIT」と「GRANDIT miraimil」の二つのソリューションを販売している。GRANDITはクライアントサーバー型のオンプレミス製品、GRANDIT miraiilはいくつかの業種に特化した中小企業向けの統合クラウド型ERPだ。

 最新のGRANDIT/GRANDIT miraimilの強みは、電子帳簿保存法に対応していること。JIIMA認証取得済みなので、経理業務の効率化や帳票の電子化をするのは簡単だ。また、GRANDITとGRANDIT miraimilは同じアーキテクチャーに基づいてつくられているので、組み合わせて使用することも可能。親会社にGRANDIT、子会社にGRANDIT miraimilを導入することによって、グループ展開ができる。

 さらに、GRANDIT miraimilでは従来の「商社卸業」や「サービス業」「情報サービス業」に加えて「製造業」向けのプランも新たに提供。GRANDIT miraimilとクラウド生産管理「UM SaaS Cloud」を組み合わせて、生産管理、材料/部品、仕掛品在庫などの機能を実現する。高橋氏は、「導入時に最大350万円の補助金を受け取れるのでぜひ活用してほしい」と勧めた。
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外部リンク

GRANDIT=https://www.grandit.jp/