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PFU DX推進のかぎは紙帳票のデジタル化! イメージスキャナーとAI-OCRで手間は省ける
2024/08/08 09:00
週刊BCN 2024年08月05日vol.2025掲載
PFUのセッション「DX推進のカギはペーパーレス!~世界シェアNo.1イメージスキャナーで実現する業務改革~」には、ドキュメントイメージング事業本部販売推進統括部fi/DynaEye販売推進部の酒井政和氏が登壇。PFUのドキュメント製品がDX推進において重要な役割を果たしていることをアピールした。
国が強力に後押ししていることもあって、今、多くの企業が労働力不足や働き方の多様化などに対応するためにDXを推進している。
「DXを実現するためにはデータを有効活用することが必要不可欠であり、紙を取り扱うアナログ業務をデジタル化することがまず求められる」と酒井氏。
現実の世界でやり取りされるデータは紙ベースがまだ多いので、それを何らかの方法でデジタル化しておかないと検索性が悪かったり、複数人での情報共有が難しかったりと、データ活用を阻害する原因にもなる。そのための代表的な製品となるのが、紙を画像データとしてデジタル化するイメージスキャナーと画像データから文字を抽出・認識し、テキストデータに変換するOCRソフトウェア。PFUはどちらの製品も、世界的なベンダーとして知られている。
例えば、業務用イメージスキャナー「RICOH fi Series」は、さまざまな業務や用途に合わせて選べる豊富なラインアップを揃えており、サイズが違う原稿が混在しているときの自動サイズ検出、原稿の向きがばらばらの場合の自動向き補正、白紙原稿の自動スキップなどの便利な画像処理機能が備わっているので、帳票のデジタル化に手間はかからないという。
また、AI-OCRソフトウェア「DynaEye 11」は手書きを含むフリーピッチの文字や数字の読み取りに対応し、「枠外にはみ出た記入」「斜めに傾いた記入」「取り消し線や文字上に押印が被る」など、自治体で手書き帳票を多く使っている現場でよくある記載ケースにも対応が可能。直近の「DynaEye 11」レベルアップでは、請求書・注文書・納品書などの多様なレイアウトが存在する帳票の認識精度が大幅に向上した。また、インボイス制度や電子帳簿保存法に対応したテンプレートですぐに読み取りを開始でき、経理部門や購買部門のデータ入力業務効率化と作業負担軽減を実現する。
これらの製品は、金融、医療、公共、流通・物流、製造、建設などの幅広い業種にて活用されている。セッションの最後に、酒井氏はPFUのパートナー制度「PFUイメージングアライアンス」についても簡単に紹介。「販売店向けにはBronzeからPlatinumまでの4段階のカテゴリー、PFU対象製品との連携や協業をする企業向けにはAllianceカテゴリーを用意している」と案内した。
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