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ITジュニア通信2023年2月<第13号> 3年ぶりにリアル開催 「BCN ITジュニア賞 2023」表彰式 全5チーム19人を表彰
2023/02/23 09:00
週刊BCN 2023年02月20日vol.1958掲載
ITに取り組む若者が競う五つのコンテストで優秀な成績を収めたエンジニアの卵に贈る「BCN ITジュニア賞 2023」の表彰式が1月20日、千葉県浦安市のグランドニッコー東京ベイ舞浜で開催された。併せて、16歳以下を対象に全国各地で開催されている「U-15/U-16プログラミングコンテスト」の優勝者を表彰する「BCN ITジュニアU-16賞 2023」も行われた。3年ぶりのリアル開催で、受賞者を始め指導教員や保護者、協賛企業などの関係者およそ100人が出席。ITジュニア育成交流協会が主催した。
BCN ITジュニア賞 2023では5チーム、4個人を表彰。BCN ITジュニアU-16賞 2023では15人を表彰した。開会宣言で、ITジュニア育成交流協会の道越一郎理事は「受賞者の中から、未来のラリー・ペイジやスティーブ・ジョブズ、ビル・ゲイツが現れることを願っている」と、受賞者への期待を語った。式典では、BCNの社長でITジュニア育成交流協会の奥田芳恵副理事長が挨拶。「世界を変える、世界をあっと驚かせる技術を、皆さんが生み出していくことを期待している。自分の中に秘めた可能性を広げ、さまざまな分野で活躍されることを願いたい」と激励した。
懇親会で挨拶した、BCNの会長でITジュニア育成交流協会の奥田喜久男理事長は「協会では、47都道府県でのU-16プロコン開催を目指している。昨年は13都道県で開催できた。残りは34府県。これからもさらに広げ、ゆくゆくはプログラミングで世界一の大谷翔平を生み出したい」と話した。
BCN ITジュニア賞を受賞したチームは、「埼玉県立越谷総合技術高等学校」、国立函館工業高等専門学校の「HEXELLENT! 制作チーム」、国立東京工業高等専門学校の「お遍路さん-未来につなぐ、お遍路文化-制作チーム」、大阪公立大学工業高等専門学校の「10倍高速なプログラムを開発します」、サンテクノカレッジの「SUNGCC」の5組。また個人では、長崎県立長崎工業高等学校の坂本寛弥さん、国立東京工業高等専門学校の米丸賜喜さん、日本工学院専門学校の竹渕高樹さん、国立苫小牧工業高等専門学校の町田射空さんが受賞した。
BCN ITジュニアU-16賞 2023を受賞したのは、釧路市立鳥取中学校の河澄葵さん、一関市立一関中学校の千葉泉さん、八王子市立小宮小学校の渋谷祐成さん、八王子学園八王子中学校の下野彰太さん、上越市立春日中学校の野崎琉弥さん、山梨市立笛川小学校の青柳篤司さん、山梨県立甲府南高等学校の今村太河さん、長野市立吉田小学校の宮尾昊樹さん、長野県屋代高等学校附属中学校の宮澤希成さん、玉城町立玉城中学校の吉髙僚眞さん、上富田町立上富田中学校の尾崎美央さん、国立宇部工業高等専門学校の山本健一朗さん、国立宇部工業高等専門学校の安東建滋さん、徳島市立福島小学校の藤井壮真さん、松山市立鴨川中学校の北山蓮さんの15人。
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