Special Issue
質の高いコラボレーションを容易に実現、TD SYNNEXが統合型システム「ロジクール会議室ソリューション」拡販へ
2022/03/31 09:00
映像・音声の課題を解消し、ビデオ会議の質を高めるロジクール「Rally」シリーズ
コロナ禍により多くの企業がテレワーク対応を余儀なくされた。そこで企業は各社員が自宅からビデオ会議への参加を可能にするPCの導入と合わせて、会社の会議室にビデオ会議システムを導入して、コラボレーションできる環境を整えた。企業の多くは業務継続を優先して急きょビデオ会議システムを導入したことから、映像や音声の質は二の次になっていたケースも少なくない。「ビデオ会議で、相手の表情がよく分からない、音声が聞き取りづらいというユーザーの声をよく耳にしている。こうした問題はストレスになってコミュニケーションが活発化せず、会議の質が低下して生産性にも影響を及ぼす。そのため、いったん導入したビデオ会議システムの見直しを検討している企業はかなり多いようだ」と山本光裕・プロダクトマネジメント部門ネットワーク&セキュリティ本部アプリケーション部部長は語る。
映像や音声の不備といった課題を解消して、質の高いコラボレーションを実現するビデオ会議システムとしてTD SYNNEXが提供するのが、ロジクールのRallyシリーズだ。中・大会議室向けのRallyは、高度なUSBカメラ、モジュール式のオーディオコンポーネント、ケーブル管理を簡素化する配線ハブで構成し、Microsoft Teams Rooms、Zoom Rooms、Google Meetをはじめ多くの会議サービスとアプリケーションに対応する。
大きな特長は、本当に対面しているかのようなリアルな会議を可能にする高解像度のカメラと、ストレスのないクリアな音声を提供するスピーカー&マイクポッドにある。4K解像度のカメラはAI機能を搭載し、独自のRightSenseテクノロジーの一つであるRightSightにより、全ての参加者が映る最適なフレームを自動検出するほか、人のアクションに合わせてカメラをフォーカスしてくれる。また、RightLightでは光のバランスを最適化して、逆光のような状態でも人の顔をしっかり確認することができる。
ビデオ会議で理解を深めるために特に重要な要素である音声については、RightSoundオーディオ機能が、ひずみのない自然で明瞭なオーディオを提供。背景の雑音を抑えて、声を自動で一定のレベルに整えることで、音声をはっきりと聞き取れるようにする。マイクポッドにはビームフォーミングに対応した4本のマイクを内蔵。現在の話者にフォーカスを合わせるなど、適正な集音を実現して会議内の全員の声をクリアに伝えてくれる。
マイクポッドは部屋の大きさに合わせて最大で7台まで拡張することが可能だ。これにより46人までの大会議室でのビデオ会議に対応することができる。
なお、Rallyシリーズには中・大会議室向けのRallyに加えて、昨年にはカメラ、スピーカー、マイクが一体化したサウンドバー型筐体のシステム「Rally Bar」と、より省スペースモデルの「Rally Bar Mini」をラインアップに加えた。
「これにより10人以下の小会議室から、中会議室、大会議室まで、用途に合わせた柔軟な設置ができる。幅広いニーズに対応して、質の高い会議を提供できるようになった。実際、ユーザーの反響も大きい」とプロダクトマネジメント部門ネットワーク&セキュリティ本部アプリケーション部の加藤寿一氏は語る。
会議の手間を省く「ロジクール会議室ソリューション」
ビデオ会議におけるもう一つの課題が、会議開始までの設定などの手間だ。この課題に対応するソリューションとしてTD SYNNEXが提供するのが、カメラ、スピーカー、マイクを備えるRally製品にTAPコントローラとPCマウント、ミニPCまでをセットにしたロジクール会議室ソリューションだ。「社員間でITリテラシーのばらつきがあるため、会議開催にあたって操作に手間取り、会議時間冒頭の5~10分を無駄にしてしまうことは、今でも決して少なくはない。こうしたロスタイムは生産性にも大きく影響する。その点、TAPコントローラを使ったロジクール会議室ソリューションは、文字通りワンタップで会議をすぐに開催できる。また、ドライバーなどの追加ソフトウェアのダウンロードは不要で、システム導入の手間、運用も簡素化することができる」と山本部長。
もちろんロジクール会議室ソリューションにも、小会議室、中会議室、大会議室向けに、最適なRally製品を採用するパッケージを用意している。ロジクールのビデオコラボレーション会議室システムと各デバイスについては、標準の2年間無償保証に1年または3年の保証を追加することが可能だ。これにより保証期間を最大5年に延長できるので、ユーザーは安心して利用を継続することができる。
また、TD SYNNEXではパートナーに向けたコンサルサポートを提供。ユーザーの会議室に合わせた適切なシステムの提案から、パートナーの営業担当者に同行して設定・設置方法などについてもアドバイスをしている。加えて、パートナー向けのコミュニティを組織しており、毎月、製品の最新情報や技術情報などを提供している。
「コミュニティには、すでに25社が参加している。さらに、東陽町の本社には今年1月にPoCセンターをプレオープンした。PoCセンターでは各ロジクール製品が体験できるほか、実際にお客様環境を想定したシステム検証などを実施できる。今年春には正式オープンの予定だ。また、ロジクールによる検証機無償貸出プログラムもあるので、ぜひ活用してほしい」と山本部長。
さらに現在、TD SYNNEXでは3月中出荷分に限りRallyを特別価格で提供するキャンペーンも実施している。
Rally BarやRally Bar Miniが加わり、より小規模な用途に対応できるようになったことで、ロジクールのビデオ会議製品の販売は大きく伸びているという。「今年は対前年比で180%と大きく伸びており、来年に向けても同様の伸びを達成できるものと期待している」と山本部長は力を込める。
https://www.seminar-reg.jp/bcn/survey_td_synnex/
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