Special Issue
国内シェアNo.1「PowerEdgeサーバー」にタワー型の新製品、Windows Server 2012 EOS(延長サポート終了)対応に向けた受け皿に
2021/10/26 09:00
新世代のタワー型新製品3モデルが登場
IDC発表の調査レポートで、デル・テクノロジーズは2021年第2四半期(4~6月)におけるx86サーバーの売上金額/台数ベースでそれぞれNo.1を獲得した。また、外付けストレージの売上金額ベースでもNo.1になった(※1)。さらに、日経BPの日経コンピュータによる「日経コンピュータ 顧客満足度調査 2021-2022」において、デル・テクノロジーズはPCサーバー部門で顧客満足度1位を獲得し、ストレージ部門でも1位、デスクトップPC部門で4年連続1位となった(※2)。こうした高い評価を背景に、この5年間でデル・テクノロジーズは国内市場におけるシェアを2倍以上に拡大している。(※1)デル・テクノロジーズ、国内のx86サーバーおよび外付けストレージの売上金額ベースでNo.1を発表(2021/9/30プレスリリース)
(※2)顧客満足度No.1のデル・テクノロジーズ
快進撃が続くデル・テクノロジーズのx86サーバー「PowerEdgeサーバー」に、このほど2021年10月8日に、新世代のタワー型3機種PowerEdge T150、T350、T550がリリースされた。
まず、2ソケット(デュアルCPU)モデルの「PowerEdge T550」は、第3世代インテル Xeon スケーラブル・プロセッサー(Ice Lake)搭載の新世代PowerEdge サーバー唯一のタワー型。注目点は、NVIDIA GPUをサポートしたことで、NVIDIA A40やA30を最大2GPU搭載できる。
「デル・テクノロジーズのタワー型サーバーとして、初の本格的なアクセラレータ搭載可能モデル。マシンラーニングをはじめAI用途にも対応できるモデルだ」と、萩原正樹セールスエンジニアはアピールする。
可用性についてもしっかり配慮されており、ホットプラグBOSS-S2の搭載により、サーバーが稼働している状態でのストレージなどの交換が可能だ。AIに加えて、データベース(コラボレーション基盤)、中規模IT環境の仮想化基盤などを想定する。
一方、1ソケットモデルのT150とT350の大きな違いは、T350がホットプラグBOSS-S2を搭載し、電源を冗長化している点で、可用性をより高めている。主な用途として、データベース、メール&メッセージング、ファイルサーバーなど幅広い用途を想定する。
PowerEdge T150は、ファイルサーバーやテスト・開発用のサーバー、また流通店舗のPOSコントローラー、診療所での店舗管理サーバーなど、組込サーバー用途にも適している。T150の大きな特長はその静音性だ。 室温35℃の通常オペレーション時でも24dB(デシベル)で、これは、日常生活における音の目安として、木の葉の触れ合う音が20dB(デシベル)、ささやき声が30dB(デシベル)であることを加味すると、オフィスに設置してもほとんど気にならない稼働音といえ、部門のメンバーからサーバーの騒音についてクレームが入ることもないだろう。
3モデルはいずれも、既存モデルに比べてパフォーマンスを大きく向上しながら、筐体をかなりコンパクト化したことで、中小企業や支社・支店のオフィス内でも設置場所に困らないこともメリットだ。
LiveOptics DossierとWACの組み合わせで、ファイルサーバーの円滑な移行をサポート
これまで、企業や組織で広く利用されてきたWindows Server 2012の延長サポートが、23年10月10日に終了する。中小企業にとっては、基幹業務を支えるサーバーであるだけに、しっかりと計画してサーバー移行に対応していくことが重要だ。また、コロナ禍以降、テレワークへの対応から紙データのPDF化が進むなど、ファイルサーバーのニーズが拡大したが、その移行も大きな課題だ。「ひとり情シス」が多い中小企業にとって、刻々と迫るサーバー移行の課題に対し、どのような現実解が考えられるのだろうか。そこでデル・テクノロジーズが提案するのが、ファイルサーバーのファイル特性を可視化する「Live Optics Dossier(ライブオプティクス ドシエ)」とWindows Serverの標準管理ツール「Windows Admin Center(WAC)」の活用だ。
「LiveOptics Dossierは、いわばファイルサーバーの健康診断ツールで、ファイルサーバー内の各ファイルの検出から収集、レポート生成までを簡単に行うことができる。頻繁に利用・参照されているホットデータ(ファイル)や何年も参照されていないコールドデータ(ファイル)の割合など、ファイル特性を的確に把握できる」と萩原セールスエンジニアは指摘する。
しかも、インストール不要で利用でき、デル・テクノロジーズ製品だけでなくWindows Server(NTFS)、Linux、SMB、NFSに対応したストレージも対象にできる。
LiveOptics Dossierでファイルサーバーのアセスメントを実施して、ファイルの棚卸しをした後は、WACのStorage Migration Service(記憶域移行サービス)を活用するとファイルサーバーの移行を容易に実現できる。同サービスの利用には、移行先の環境がWindows Sever 2019もしくはWindows Server 2022で、WACを使用する環境であることが条件だが、移行の操作自体はウィザードに従って操作が可能なため、複雑な手順を必要としない。
具体的な操作方法については、デル・テクノロジーズの情報ガイドステーションの「Windows Admin Centerを使ってファイルサーバーの移行を試してみる」を参照してほしい。
「ファイルサーバーをはじめ、Windows Server 2012 EOS(延長サポート終了)に伴うサーバーの移行先として、今回のタワー型新製品は最適なモデルになる。今年8月18日に公開されたWindows Server 2022にも、デル・テクノロジーズはいち早く対応し、サポート対象にしている。これもマイクロソフトとの緊密な関係があればこそだ」と、川口直志セールスエンジニアは話す。
また、デル・テクノロジーズはサーバー製品のほかストレージやネットワーク機器、クライアントPCまでを一貫して提供できるのも強み。「しかも、多くのサーバーベンダーの延長サポート期間が5年間であるのに対し、デル・テクノロジーズは最大7年のサポートを標準メニューで選択できる」と川口直志セールスエンジニアは強調する。
デル・テクノロジーズはワンストップの製品提供だけでなく、製品導入前の技術支援、「情報ガイドステーション」から現場で活用できるさまざまな技術情報の発信、ホットなトピックについてのパートナー向けWebinar「徹底攻略塾」の集中開催、四半期ごとの特別キャンペーンなど、パートナーのビジネス支援のための取り組みを強化している。こうしたパートナー向けの手厚いサポートもNo.1獲得の背景にある。
https://www.seminar-reg.jp/bcn/survey_dell1028
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外部リンク
デル・テクノロジーズのパートナー様向け製品情報ポータル「情報ガイドステーション」=https://japancatalog.dell.com/c/ent/