Special Issue
<BCN CONFERENCE 2019 冬 ロゼッタ 展示コーナー>
2020/02/20 09:00
週刊BCN 2020年02月17日vol.1813掲載
本特集では、ロゼッタの展示内容を紹介する。
ロゼッタ
「プロ翻訳者レベル」のAI自動翻訳 コスト削減や働き方改革に貢献
ロゼッタは、AIを活用した自動翻訳ツール「T-4OO(ティー・フォー・オー・オー)」を展示した。100以上の言語に対応しており、担当者によると、日英間の翻訳では「最大95%の精度を発揮する」という。医薬・金融・IT・法務など、2000以上に細分化された専門分野のデータベースが訳文に反映されることで「プロ翻訳者レベル」の精度を実現。また、企業別のデータベースを備え、社内用語や過去に翻訳した言い回しを登録することでAIが学習し、さらに高い精度の翻訳を可能としている。翻訳方式は、テキスト入力のほか、OfficeやPDFファイルのアップロードに対応。PDFファイルはWordに変換されるためそのまま手直しができる。担当者は「A4サイズ(英語で約400単語)であれば翻訳に1分もかからない。あとは内容をチェックして修正すればいいだけ。翻訳した文書を社内で読むだけなら、細かく直す必要もなくそのまま読むことができる」と説明。これまで社内で専門分野の文章を外注していたコストの圧縮や、自動翻訳によるスピードアップで働き方改革につながるという。
T-4OOは3年前に提供を開始し、現在までに4500社を超える導入実績がある。今後は製品のバージョンアップや、ウェアラブル型の翻訳デバイス「T-4PO」のリリースを予定している。
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