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<BCN CONFERENCE 2019 冬>ソリトンシステムズ DX時代のビジネスの核はファイルサーバー「VVAULT」でデータ損失を防ぐ

2020/02/20 09:00

週刊BCN 2020年02月17日vol.1813掲載

 ソリトンシステムズのセッションでは、「様々なデータ損失危機を回避する最新ファイルサーバ!~DX時代に不可欠なデータ管理・運用とは?事例と共に解説~」と題して講演した。登壇した木下智雄・ITセキュリティ事業部マネージャは、データ保護の重要性を説くとともに、それを取り巻く課題を解決するバックアップ製品として「VVAULT(ブイボルト)シリーズ」を紹介した。

ITセキュリティ事業部 マネージャ
木下智雄氏

 書類の電子化、ペーパーレス化の流れによって、電子データ量が増大している。社内でデータを活用して新たなビジネスを生み出す動きも加速している中で、「電子データの管理が非常に重要」と木下マネージャ。特に、「デジタルトランスフォーメーション(DX)の時代はデータを共有しながら運用していく。その中核になるのがファイルサーバーだ」と強調する。一方で、データ管理に当たってディスク容量の不足やファイルの損失、サーバーの故障、災害対策やランサムウェア対策など、さまざまな課題があると指摘する。

 そこで紹介したのが、「ファイルサーバーUTM」と呼ぶソリトンシステムズのVVAULTシリーズ。サーバー構築型「VVAULT」、サーバー管理ソフト「VVAULT AUDIT」、アプライアンス型「VVAULT BOX」の3種類をラインアップしている。

 VVAULTの技術的強みの一つが、ストレージの仮想化技術。Windows汎用サーバー上で認識可能な複数のストレージを仮想化して一つのドライブに統合し、大容量のストレージを構築することができる(仮想ストレージ機能)。

 ファイルサーバーの監視技術も強みで、ファイルやユーザーの利用ログを取ったり、ログ情報を圧縮して自動でアーカイブすることが可能。また、ランサムウェア攻撃にあった際には攻撃を自動で検知し、感染した端末のファイルサーバーへのアクセスをブロック。データを感染前の状態に復元できるため、「被害を最小限に抑えることができる」という。

 導入事例として紹介した札幌に本社を置くトヨタ部品北海道共販では、ファイルサーバーの更改に当たり増大するデータへの対応やセキュリティを重視し、VVAULTシリーズを採用。仮想ストレージ機能によって容量不足に対応したり、ホットスタンバイ構成で冗長化したりできるようになった。また、5カ所の支店を含めて本社の管理者がウェブの管理画面から一元管理できるようになったという。木下マネージャはVVAULTシリーズについて、安全で効率的にデータの保管・追加・対策・監視・復元が可能な「ファイルサーバーを強靭化するためのソリューションだ」とアピールした。
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外部リンク

ソリトンシステムズ=https://www.soliton.co.jp/