Special Issue

SB C&Sとマイクロソフトが語る「モダンPC」の魅力

2019/11/14 09:00

週刊BCN 2019年11月11日vol.1800掲載

なぜ、いまの働く環境に適しているのか?

 「働き方改革」など、オフィスと同じ環境でいつでもどこでも業務が遂行できる環境を企業が整備する重要性が叫ばれている中、マイクロソフトが提唱する「モダンPC」が、抜群の機能と高いデザイン性、安心で快適に使えるということで、法人市場でニーズが高まりつつある。PCメーカーは、独自の強みを生かしながら最適なモダンPCの提供を追求。いま、なぜ働く環境にモダンPCが適しているのか。豊富なラインアップを取り扱うディストリビューターのSB C&Sと日本マイクロソフトのキーマンに、モダンPCの魅力を語ってもらった。

 

業務効率化や人材採用に最適

――「働き方改革」など、新しい働き方が問われている中で、モダンPCの必要性をお聞かせください。

久保田 まず、「モダンPCとは何か」を説明させてください。2019年11月現在、モダンPCの必須条件は、ストレージがSSDもしくはeMMC(オールインワンの場合のみHDDとIntel Optaneもあり)、8時間以上のバッテリーライフが推奨条件、デザインが2-in-1コンバーチブルやウルトラスリムノートなどの形態、20mmより薄いことです。また、音声、顔や指紋認証の「Windows Hello」、手書き機能の「Windows Ink」、セキュリティと高速起動を追求した「Sモード」のうち、二つ以上の搭載も条件です。モダンPCの条件は半年に1度検討され、常に最新の技術を取り入れています。モダンPCは常に、いまの働く環境に最適なラインアップが揃っているといえます。
 
日本マイクロソフト 久保田裕佳
コンシューマー&デバイス事業本部
デバイスパートナー営業統括本部
パートナーセールスエグゼクティブ

――なぜですか。

藤本 薄さを追求し、しかも軽いというのは外出の多いビジネスパーソンにとっては非常にありがたい。例えば、重さが1kg違うだけでも持ち歩くのが大変です。軽いので、いつでもどこでも働けますし、またバッテリーライフが長いのも業務効率化や生産性の向上という点で大きなポイントといえます。何よりデザインがかっこいいのは、持っていて気分がいいですよね。
 
SB C&S 藤本和彦
ICT事業本部 MD本部 ハードウェア統括部
PC・デバイスマーケティング部 部長

久保田 自宅や外出先付近のカフェで仕事をする方も増えてきていますね。オフィス以外で仕事ができる環境が提供されている企業ですと、台風や大雨での交通麻痺の影響もほぼ受けないでしょう。外での仕事はセキュリティが課題になりますが、モダンPCはセキュリティ基準にも条件が設けられており、また最新のWindows 10を利用することで、どんな場所でも安心して使えます。

――ほかにもメリットはありますか。

藤本 使う側だけでなく、人材採用の場面でもモダンPCがメリットをもたらすことがあります。いまは、就職活動生が職場を選ぶという時代でもありますよね。その就職活動生の多くが、「働きやすい環境」を入社したい理由にあげています。面接の際、多くは在宅勤務やテレワークについて聞いてきます。そういった点では、モダンPCを支給していることが優秀な人材の確保に寄与するといえるでしょう。最新のテクノロジーを搭載したデザイン性の高いPCのほうが、学生にとって魅力のある企業として映るのではないでしょうか。

久保田 社員が持ち歩くデザイン性のあるPCを見て、「かっこいい職場」を印象付けることもできそうですね。また、モダンPCをうたったPCは家電量販店でも多く並んでいることから、学生の認知も高くなっています。在宅勤務の観点では、モダンPCを支給することで育児と仕事を両立する女性にとっても働きやすい環境要因となり得ます。

積極的な販売パートナーへの支援

――SB C&Sさんのお勧め機種は?

藤本 お勧めは「HP Elite Dragonfly」と「Latitude 7400 2-in-1」「ThinkPad X1 Carbon」の3機種です。

――それぞれの特徴を教えてください。

藤本 HP Elite Dragonflyは13.3型コンバーチブルで、重さ999gと1kgを切っているモデルや、最大約24.5時間の長時間駆動モデルもあり、30分充電するだけで50%まで上がる高速充電、本体色に光沢感のある「ドラゴンフライブルー」と、これまでのPCにないカラーを採用しているのが特徴です。Latitude 7400 2-in-1は、14型の液晶ディスプレイを13.3型サイズの底面積に収めた2-in-1デバイスです。1時間で80%の充電、最大26時間の駆動が可能です。ThinkPad X1 Carbonは、バッテリー駆動時間が最大約18.9時間で、キーボードのタッチ感や赤いトラックポイントはThinkPadファンに慣れ親しまれています。さらに3機種ともSIM対応モデルもあり、モバイルルーターがなくても通信が可能です。

――今後の拡販策について、強化点はありますか。

藤本 早くにWindows 7からWindows 10に移行したお客様は、まだモダンPCではなかったと思います。その方々に、モダンPCを提案していきたい。そこで、買取サービスに力を入れており、データ消去などのサービス(有償)もご用意しております。

久保田 当社としては、個人と企業を問わずに引き続きモダンPCを積極的に訴求していきます。テレビCMなどを通して知名度アップも狙うことで、ビジネス利用を検討していただけることも期待しています。PCは「たかがデバイス、されどデバイス」。毎日触れるデバイスだからこそ、使用シーンに合ったデバイスを選ぶことが大切です。人に画面を見せることが多ければ2in1、移動中の操作が多ければタッチスクリーンなど、ビジネススタイルに合っているPCを選ぶことで日常の仕事での生産性はぐっと上がります。働き方に応じた最適なデバイスを選ぶ重要性を訴えていきたいです。

――最後に販売パートナーにメッセージを。

久保田 企業が継続していくためには、いつでもどこでも、同じクオリティで効率的に働けることが重要です。モダンPCが、その一翼を担えればと思っています。

藤本 お客様の中には、複数のモダンPCを職種に合わせて選ぶというケースが出てきています。最先端モデルなど豊富な機種を取り揃えているのも、当社の強みと自負しています。導入支援サポートも充実しておりますので、ぜひ販売パートナー様と一緒に提案していきたいと考えています。
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外部リンク

SB C&Sのパートナー様向けサイト「IT EXchange」内PC紹介=https://www.it-ex.com/products/category/pc/?utm_source=bcn_text&utm_medium=text&utm_campaign=bcn_text_201911

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