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<BCN CONFERENCE 2019 夏>Teams周辺商材を大幅に強化 Azureの文教市場への展開も積極支援――シネックスジャパン
2019/10/17 09:00
週刊BCN 2019年10月14日vol.1796掲載
Teamsは、手持ちのデバイスから気軽にビデオ会議に参加できるサービスで、働き方改革のツールとして活用されている。同社では、Teamsの普及に歩調を合わせるように、マイクロソフトのビジネス向けの対話型ホワイトボード「Surface Hub 2S」やロジクールのビデオ会議室用タッチ式コントローラ「Tap」などの卸販売に力を入れている。いずれも、Teamsと組み合わせて使うことで生産性を高めて利便性を向上する。
Surface Hub 2Sは、高解像度の大型ディスプレイにカメラやマイク、スピーカーが内蔵され、Teamsと連動して使うことで快適なビデオ会議環境を実現する。ディスプレイにはホワイトボードのように専用ペンで直接書き込むことができ、その内容はビデオ会議の相手と共有することができる。Tapはそうしたビデオ会議環境を制御するコントロールパネルの役割を果たしている。
Azureについては、文教市場での用途拡大を期待する。文部科学省の公立学校向けのガイドラインでは、これまでパブリッククラウドを含む公衆網を使ったインターネット接続を制限するかのような記述があったが、「今後はパブリッククラウドの利用を含めた検討ができるよう転換する動きがある」(清水章太郎・ソリューション営業部門テクノロジーソリューション本部長)としており、プログラミング教育が本格化するに伴い、学校で使うデバイス製品の更新や、文教向けIT基盤としてAzureの導入が進むと見ている。
また、独自サービスとして、月額課金でPCが使える「Device-as-a-Subscription」サービスを提供している。クラウドやオフィスソフトなどが月額課金方式へとシフトする中、PC本体と修理、代替機の貸し出し、保険などをまとめてサービスとして提供することで、「PCを資産から経費に切り替えられる」という。
シネックスジャパンは、文教以外にも公共・医療・製造といった幅広い業種や分野で、TeamsやAzureの機能を補完し、より快適に使えるように最適化する製品群と組み合わせることで商談規模をさらに大きくできるサービスを拡充していくことによって、販売パートナーのビジネスを後押ししていく。
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