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<BCN CONFERENCE 2018 夏 「ポスト2020」~リセッションに備える>中堅・中小企業向けSD-WANの切り札 国内VPNサービス初!セキュアかつIPoEでSD-WANを実現――NTTPCコミュニケーションズ

2018/09/20 09:00

週刊BCN 2018年09月17日vol.1743掲載

 NTTPCコミュニケーションズの三澤響・サービスクリエーション本部本部長は「なぜ、SD-WANは『まだ』普及しないのか? その要因と今後の見込みを徹底解説」をテーマに、ソフトウェア制御による広域ネットワーク「SD-WAN」導入の課題と、解決策について講演した。

三澤響
サービスクリエーション本部
本部長
 SD-WANは、企業ユーザーの組織やビジネスの変化に合わせて、柔軟にネットワーク構成を変更できる利便性の高い仕組み。大企業を中心に採用が急ピッチで進んできた。だが、中堅・中小企業ユーザーにとってみるとSD-WANは、既存のネットワークサービスに比べてどうしても割高になってしまうのが課題だった。

 そこで、NTTPCコミュニケーションズでは、NTT東日本・NTT西日本のフレッツ網を用い、従来の安価なVPN(仮想プライベートネットワーク)と同等の価格帯でSD-WAN機能を利用できる「Master'sONE CloudWAN(マスターズワン・クラウドワン)セキュアパッケージ」を独自に開発。国内初のサービスとして今年7月に提供を開始し、輻輳に悩むユーザー企業から多くの引き合いを受けているという。

 一方、クラウド系SIerや販社でも、クラウドサービス導入後のユーザー側のネットワーク課題に備えて、同サービスを取り扱う・提案する企業が出てきている。ユーザー企業は輻輳課題を解決でき、クラウド系SIerは事業拡大やアップセルへとつながるというわけだ。
 

 「Master'sONE CloudWAN」はNTTグループで開発したSD-WAN技術を用いており、初期費用は0円、最低利用期間は1カ月間となっており、お試し利用がしやすい。

 特にセキュアパッケージは、「中堅・中小企業ユーザーでもコストの負担増を感じずにSD-WANを導入できるようになる」と三澤本部長は話す。

 NTTPCコミュニケーションズでは、中堅・中小企業ユーザーに普及させる切り札としてMaster'sONE CloudWANセキュアパッケージを位置づけ、同市場セグメントに強いSIerなどと組んで、ユーザー企業のICT全体に入り込む販売戦略を展開していく。
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外部リンク

NTTPCコミュニケーションズ=https://www.nttpc.co.jp/