Special Issue
<NUTANIX PARTNER STRATEGIES 01>伊藤忠テクノソリューションズ サーバー販売をベースに多様なHCIソリューションで攻める 3社のサーバーで国内販売実績No.1、ASEAN地域でも展開
2018/07/19 09:00
また、ASEAN地域ではマレーシア、シンガポール、タイ、インドネシアにあるCTCの現地法人を通じて、日系企業などにニュータニックス製品を販売している。日常の運用管理を現地スタッフに任せられる“手離れ”のよさなどが歓迎されているという。
18年度からは、ハードウェアの販売を継続しつつ、「Enterprise Cloud OS」のソフトウェアライセンス販売も増やしていく方針。同課主任の上野浩稔氏は、「アプライアンスが2割、OEM製品が3割、ソフトウェア販売が5割の心積もりだ」と説明。今後はEnterprise Cloud OSに対応するサーバーが増えると見込まれるため、企業・団体にとってHCIはより求めやすくなるとみている。
あわせて、他社製ソフトウェアとニュータニックス製ソフトウェアを組み合わせたソリューションの提供も積極的に進める考え。例えば、案件の多くを占める仮想デスクトップ基盤(VDI)のソリューションが挙げられる。「『Nutanix Acropolis Hypervisor(AHV)』の上にシトリックス・システムズのVDI環境を構築すれば、低コストでスモールスタートが可能」(瀧氏)。また、「ストレージの速度が速いので、高いレスポンスが得られる」(上野氏)こともポイントだ。
CTCでは、今後のオンプレミスビジネスはHCIを中心に進むと予測し、17年度では1年間をかけて全ての営業担当者とシステムエンジニアに対するHCI教育を社内で実施した。「18年度はその次の段階として、Enterprise Cloud OSとサーバーをどのように組み合わせれば顧客のニーズに合ったシステムを提案できるかを教えていく予定」だと上野氏。ビジネスをさらに伸ばすための商材として、Enterprise Cloud OSを活用していく考えだ。
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