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<Success Stories User_3>住吉鋼管 全システムをOracle Cloudに移行
2017/11/16 09:00
冷間引抜鋼管メーカーの住吉鋼管は、主要な社内システムを「Oracle Cloud Platform」に移行、オンプレミス型と変わらない業務の遂行を実現している。サプライチェーンが複雑化、グローバル化するなかで、国内外の取引先などからBCP策定を求められる傾向が一層強くなっており、災害対策やBCP対策として本プロジェクトが始動した。クラウド化することによってBCP化に加え、コスト削減、システム担当者の運用負荷軽減につながった。
住吉鋼管が設立されたのは1944年。業界を取り巻く環境は、創業当時に50社ほどあった競合他社が、いまは20社程度に減っている状況。これは、注文が多品種・小ロットのカスタムメイドが基本で、競争が非常に激しいためだ。対応できないメーカーは次々と淘汰されたが、住吉鋼管は幅10mm~381mmと、他社と比べて精密でさまざまなパイプをつくることができる点が強みとなっている。カスタムメイドへの柔軟な対応を武器に、創業73年を迎えた現在もビジネスは堅調に推移している。
幾谷安博
常務取締役
総務部長
総務部
竹上信一氏
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