Special Issue
<Success Stories Partner_3>富士通マーケティング Oracle Cloudの導入を支援する独自サービスに注力
2017/11/16 09:00
富士通グループのなかで主に年商1000億円以下の企業向けにビジネスを手がける富士通マーケティング。クラウド化への着手は2008年3月、自社開発のSaaS型グループウェア「WebOffice」の提供から始まった。現在は、「SIを含めて全体の売り上げの2割以上をクラウドが占め、直近では、昨年比約1.3倍の伸長と好調」と森下健作・執行役員商品戦略推進本部長(兼)グローバルビジネス推進室長は説明する。地方自治体や小売・流通業で導入が進んでおり、製造業での導入も今後期待している。
森下健作
執行役員
商品戦略推進本部長
(兼)グローバルビジネス推進室長
もう一つ、高く評価するのがオラクルの営業サポートだ。「ハイタッチ営業での情報提供が迅速で、充実している。商談にオラクルの技術者が同行して顧客に共同提案してくれる。スキル面をカバーしてくれて、話がスムーズに進む。共同提案は今年3月にスタートし、すでに案件を獲得した」という。
Oracle Cloud向け独自サービスも提供している。今年11月には、Oracle Cloud上にOracle Databaseを構築する「Oracle Cloud 環境構築サービス」「Oracle Cloud データ移行サービス」を発表。来年には、オンプレミスのOracle DatabaseサーバーのバックアップをOracle Cloudに構築する「Oracle Cloud DR 構築サービス」の提供も開始する。クラウド構築で必須要件のネットワーク構築やセキュリティサービスを順次追加する。
「他社に先駆けてサービスメニュー化した。まず、トライアルとして開発環境からクラウド移行を検討してもらいたい」と森下執行役員はアピールする。
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