Special Issue
日本マイクロソフト 日本マイクロソフトの新パートナー施策 パートナー支援特化の組織を新設
2017/09/21 09:00
週刊BCN 2017年09月18日vol.1694掲載
川瀬 透
パートナーマーケティング統括本部
ソリューションマーケティング本部
本部長
そして、デジタルトランスフォーメーションの取り組みを紹介した。マイクロソフトは、モダンワークプレイス、ビジネスアプリケーション、アプリケーション&インフラストラクチャ、データ&AIという四つのコアソリューションを打ち出す。モダンワークプレイスでは「Microsoft 365」、ビジネスアプリでは「Dynamics 365」 と「LinkedIn」とMicrosoft 365をセットにした「Relationship Sales」、アプリ&インフラストラクチャでは「Azure stack」、データ&AIでは「Democratize AI」の各製品・サービスを提供していく。「これらの各製品はユーザーのメリットだけでなく、パートナーの方々にとってもクロスセルにつながるなど、単価を上げることができる商材」だとした。
IaaSのAzure stackは顧客のニーズに合わせた最適な環境を構築できる。それだけパートナーのSI力が生きる。また、クラウド移行、ビッグデータ分析、HPCといったソリューションを各領域でパッケージ化した「Azure 11」を提供、その販売に力を入れる。
講演の後半では、新パートナー施策について説明した。
「デジタルトランスフォーメーションの実現に向け組織も再編した。以前は、ライセンス販売に特化していたが、今はいかにパートナーの方々と一緒になってクラウドサービスを販売するかに舵を切った形態になった」としている。
新組織では法人対象の部門に、クラウド&ソリューション事業本部、デジタルトランスフォーメーション事業本部を新設。もう一つの目玉がパートナー支援に特化したパートナー事業本部だ。そのミッションは、「パートナーとマイクロソフトが一緒になってソリューションを開発し、それを世間に広め、一緒になって売っていくこと。クラウドインセンティブも強化した。18年度は予算の6割以上をインセンティブが占める」とした。
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