Special Issue
サイバー大学 デジタルトランスフォーメーションの現在と未来 ビジネスをどう変えるのか
2017/09/14 09:00
週刊BCN 2017年09月11日vol.1693掲載
勝 眞一郎
IT総合学部教授
ビジネスの連絡手段は、メール(プル型)からメッセージングサービス/プロジェクト管理ツール(プッシュ型)に移行しつつある。マーケットリサーチの手段もSNSで容易になった。組織活動も、クラウドサービスによる情報共有で複数部門にまたがる業務が容易になる一方、ルーチンワークのアウトソースは進む。勝ち残るのは、「高度な知識集約型の組織」という。
産業分野別では、農業で農作業の自働化が進み、生産計画も最適化される。製造業では生産の最適化だけでなく、アフターマーケットでもDX化が進む。サービス業はユーザーの囲い込みを目指して、さらに個別ニーズへの対応が進む。また、ネットの普及で都市部と山村部という二極分化が進む一方で、中途半端な都市が埋没すると説明。
勝教授は「働き方改革に向け、企業は考え方を変えなければならない。同じ業態でもDXマーケットが大きく変わるため、人を変える教育(人材育成)が重要」と語る。
そして、サイバー大学が2017年4月から企業・大学・団体向けに提供している独自のクラウド型統合教育プラットフォーム「Cloud Campus」を紹介し、講演を締めくくった。
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