Special Issue
ネットワールド 「Dell EMC」がわかるセミナーを開催
2017/06/01 09:00
週刊BCN 2017年05月29日vol.1679掲載
ネットワールドは4月14日、東京・御茶ノ水のTKPガーデンシティ御茶ノ水で、Dell EMCの協賛による「昼の90分でDell EMCの旬情報がまるわかり!Dell EMCランチョンセミナー」を開催した。新生「Dell EMC」の今後の戦略と新パートナープログラムの解説をはじめ、販売が急伸しているHCI(ハイパーコンバージドインフラ)の「VxRail」の強みや活用法を紹介。参加した多くのSler、販売パートナー、ユーザーの高い関心を集めていた。
統合でポートフォリオが拡大
最初に登壇したDell EMCの執行役員でパートナー事業本部長の渡部洋史氏は、「【Dell EMCの統合情報】これからのDell EMCはこうなる!」と題して、新生Dell EMCの最新情報や戦略、新パートナープログラムを解説した。Dell EMC
執行役員
パートナー事業本部長
渡部洋史氏
セミナーのテーマであるHCIでもDell EMCはリーダーで「日本のHCI市場は年率30%という大きな成長市場であり、皆様とさらに伸ばしていく」と宣言した。
次いで、2月に開始した新パートナープログラムについて説明。Dell EMCのパートナービジネスは350億ドルに達し、EMCでは70~80%が、Dellでは50%(日本は42%)がパートナー経由での販売となる。今も、「ものすごい勢いで伸びている」として、パートナービジネスを後押しするため、1億5000万ドルを追加投資し、とくに新規顧客開拓に多くのインセンティブを用意するとした。
最後に、HCIのVxRailについて触れて「ネットワールドがファーストランナーであり、市場を創ってもらった。その背景には、目利きの力、マーケティング力、リセラーサポートという強みがある」と称えた。
組み合わせ販売が多いVxRail
続いてネットワールドから登壇した営業本部ストラテジック・プロダクツ営業部の小澤康弘氏は、「Dell EMC VxRailによる最強のHCIソリューション」と題して講演した。ネットワールド
営業本部ストラテジック・
プロダクツ営業部
小澤康弘氏
セールス面においても、16年4月の販売開始から1年足らずで、すでにネットワールドのDell EMC製品販売額のなかでもトップシェアとなっている。「さらに、Unity、Data Domainなど、Dell EMC製品との組み合わせ販売も多いことがビジネスでの魅力。とくに、VxRail案件対応の半数以上がData Domainとの組み合わせだ」という。
このほか、販売の多いVxRailとの組み合わせとして、サーバー統合用途でのAvamar VE(Virtual Edition)、VDI用途でのUnityによる階層化ソリューション、そして小規模なファイルサーバーソリューションとしてUnity VSAをあげた。
また、3DCADや動画編集向けに、VDI環境で高性能のGPUが搭載できるVxRail Vシリーズのラインアップもあるとした。さらに、従来のNASではカバーできない大容量ニーズには、スケールアウトNASのIsilonがあり、どうしてもHCIでNutanixの機能が必要な要件にはDell OEM版の製品も用意しているので、あらゆるニーズに応えられることがDell EMCの一番の強みとアピールした。
適材適所を提案できるDell EMC
最終セッションでは、ネットワールドのSI技術本部ストレージ基盤技術部の石塚智規氏がDell EMCのパートナーSE部の百瀬康司氏とともに登壇して「多数の導入経験からわかる、VxRailの強みを生かせる使い方をネットワールド流に解説!VxRail導入のススメ」と題して講演した。ネットワールド
SI技術本部
ストレージ基盤技術部
石塚智規氏
「VxRailの強みは、運用、トラブル対応、拡張のいずれでも簡単であること。ステータス確認は1クリック、バージョンアップは3クリックで済む。Data DomainとAvamarを組み合わせたバックアップなら、万が一の際もインスタントリカバリ機能により10分程度でサービスを再開できる」とした。VxRailが向くのはインフラやネットワークにこだわりがない、運用を簡単にしたい、ゲストOSが多い環境、システムを集約したい、適切なバックアップ運用をしたいユーザーだという。
Dell EMC
パートナーSE部
百瀬康司氏
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