Special Issue
グレープシティ UIでSalesforceの働き方を変える “日本人はExcelが大好き”に応える「GrapeCity Spreadsheet for Salesforce」
2016/12/22 19:54
週刊BCN 2016年12月19日vol.1658掲載
SalesforceにExcelの操作性
「SalesforceにExcelライクなUIを提供する」。GrapeCity Spreadsheetのコンセプトである。多くのビジネスパーソンは、Excelを活用していて、そのUIに慣れている。クラウドの利便性を保ちつつ、データ活用の幅を拡げるには、ExcelライクなUIが有効というわけだ。第3ツール開発事業部
プロダクトマネージャ
GrapeCity Spreadsheetは、Salesforce上にインストールし、アドオン形式で利用するアプリケーションである。「システムに登録されているデータを一覧で見たい」「データの変更を一括で行いたい」といったExcelでは一般的だが、Salesforceでは提供されていない操作を可能にする。
クラウド型社内SNS「Chatter」とも連動
日々の入力業務にも有効
GrapeCity Spreadsheetでは、Salesforce上のすべてのデータが利用できる。複数のテーブルをリンクさせたり、フィルタ機能でデータを絞ったりすることも可能だ。「Salesforceを利用している企業は、Excelでは扱えないような多くのデータを保有している。ただ、Excelでデータを利用したいというニーズは根強い。そこで、フィルタ機能を使って、必要なデータのみをGrapeCity Spreadsheetに表示するという使い方を想定している」と明石プロダクトマネージャ。GrapeCity Spreadsheetは、日々の入力業務でも十分に機能するとしている。
「GrapeCity Spreadsheetに表示したデータは変更でき、Excelのように条件を付けて一括で変更することにも対応している。例えば、客先の住所が変わった場合、該当者を抽出して、一括で変更すればすむ。また、新たなデータの追加ができ、コピー&ペーストといった操作もExcelと同様で、細かなところで実作業の役に立つ」と、明石プロダクトマネージャは語る。GrapeCity Spreadsheetは、SalesforceにExcelライクなUIを提供するだけでなく、“Excelライクなデータ活用”も実現するというわけだ。ちなみに、入力したデータはSalesforceのチェックが機能するため、不正な値はエラーとなり、更新できないようになっている。
GrapeCity Spreadsheetで表示するデータは、ユーザー自身が「View」として設定でき、そのViewの保存や共有もできる。よく使うViewをお気に入りとして設定することも可能だ。
チャット機能も有効活用
GrapeCity Spreadsheetは、クラウド型社内SNS「Chatter」とも連動している。GrapeCity Spreadsheetに表示したレコードに対して、Chatterから指示を送るといった使い方ができる。「例えば、商談のレコードで、Chatterから次に誰が何をやるかの情報を入力しておけば、ToDo管理ができる。電話する、訪問するといった活動の履歴も紐づく。これらはSalesforceの標準機能でも実現可能だが、たくさんの画面遷移が必要」なため、明石プロダクトマネージャは入力作業の効率化に大きく貢献するとしている。
「UIでSalesforceの働き方を変える」。ExcelライクなUIの有効性をよく知るグレープシティだからこそ誕生したアプリケーションといえそうだ。
Salesforce上でExcelライクなUIを提供する「GrapeCity Spreadsheet for Salesforce」。クラウド型社内SNS「Chatter」とも連動
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