Special Issue
富士ソフト中国/富士软件科技(山东)有限公司 アマゾン ウェブ サービスの利用をサポート
2016/09/28 19:55
週刊BCN 2016年09月19日vol.1645掲載
低コスト・短期導入が魅力 中国でも利用が可能なAWS
山角正範
グローバルビジネス
推進部部長
AWSのクラウドサービスは、将来を見据えた機材購入のコストが不要で実際の初期スタート利用分のみ費用が発生する仕組みのため、初期投資を大幅に抑えることができる。サーバーなどインフラを調達する必要がなく、短期間で導入できるうえ、拡張や縮小が迅速に行えるため、当初はスモールスタートで運用しながら事業の成長に合わせて余剰リソースを抱えることなく柔軟に対応することが可能だ。欧米系や日系メーカーのハードの調達コストが日本に比べると高い中国では、クラウドを活用するコストメリットが十分にある。
また、セキュリティに関しても数々の第三者認証をクリアする強固なプラットフォームとして、オンプレミスで構築したインフラに自前でセキュリティ対策を講じるコストや運用負荷も削減できる。クラウドでいえば、アリババの阿里雲など中国国産のサービスも数多くあるが、グローバルで実績が豊富なAWSは日本本社のコンセンサスを得るうえでも日系企業の有力な選択肢になるだろう。
単にインフラとしてでなく IoTやアプリケーションも
イントラマート上海
七島泰介
営業部部長
NTTデータ イントラマート上海の七島泰介・営業部部長は、「これまで人が判断してアクションしてきた業務プロセスをIoTによって自動化できる。とくに、中国の日系企業にとって可視化されたデータを判断する人材を置くこと自体が大きなコスト負担。intra-martとIoTを組み合わせて業務プロセスから属人的な要素を極力排し、現地スタッフが判断せず実行できる定型業務に落とす仕組みが実現できる」と説明する。
そして、もう一つのメニュー「ICTプラットフォーム」では、同様にintra-martをシステムプラットフォームとして、日系企業のニーズに合わせて簡単にアプリケーションを開発する。第一弾としてプロシップの固定資産管理ソリューション「Pro Plus」と現物資産管理ソリューション「Pro Plus Pit」、intra-martの購買管理システムを組み合わせたテンプレートがある。
豊田英文
副総経理
プロシップ上海のPro Plusシリーズでは、購入した資産に一つひとつ採番して資産台帳として管理。資産を識別するラベルを発行しバーコードやRFIDによる自動認識で現物管理まで実現する。中国では発票が支払い業務を実行するエビデンスとなり、実際に購入物の検収が行われていない状態で支払い処理が進められるケースも多いが、購買システムと連携したPro Plusでの資産登録を検収条件にすることで、キャッシュの出入りと現物資産の出入りを厳格に管理できるという。
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