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アプレッソ 顧客満足度No.1※のEAIソフトがメジャーバージョンアップ 「DataSpider Servista V4」でIoT時代のデータ連携を強化
2016/02/18 19:55
週刊BCN 2016年02月15日vol.1616掲載
IoT関連のアダプタの提供で時代が求めるデータ連携ハブへ
友松哲也氏
アプレッソでは、これまで4~5年ごとにメジャーバージョンアップすることで、変化し続けるIT環境へ積極的に対応し続けてきた。バージョンごとにコンセプトを設定し、今後の「4.Xシリーズ」ではIoT時代へ向けた機能が大きな特徴となる。具体的には、まずバージョン4.0でAWS(Amazon Web Services)のIoT関連サービス「Amazon Kinesis」「Amazon DynamoDB」と連携するためのアダプタが提供されるほか、「Microsoft Azure」のIoT関連サービスにも今後対応していく計画だ。また、IoT時代のデータ量の増大に備えて、ジョイン/マージ機能の処理エンジンを刷新し従来の10~15倍という高速化を実現したという。
IoT時代におけるデータ連携プラットフォームの重要性について、アプレッソでプロダクトストラテジストを担当する友松哲也氏は、「IoTにはデータの『収集』『蓄積』『活用』という三つのプロセスがあり、重視されがちなのは蓄積・活用の段階だが、より重要なのが収集する段階だ。データを集める方法にはファイル転送やETL、EAIなどがあり、さらに、収集後にはデータの正規化・クレンジング処理、有効期限の管理など、活用できるデータとして蓄積するためのさまざまな処理が必要となる。これらを考えると、データ統合基盤の構築こそが重要な要素となり、こうした時代に向けてDataSpider Servistaも変わっていく」と説明している。
「DataSpider Servista」で「守りのIT投資」を「攻めのIT投資」へ
これまでDataSpider ServistaをはじめとするEAI製品は、企業内のシステム間連携や、オンプレミスとクラウドサービスとの連携などで活用され、データ連携による業務効率化を実現してきた。アプレッソでは、数多くのユーザー事例を公開しており、その事例から、かなりのユーザーが業務上の非効率な部分などを解消するために、DataSpider Servistaを導入していることがわかる。しかし、同製品の導入効果は単なる業務効率の向上にとどまらないとアプレッソでは捉えている。友松氏は、「日本では、自動化による効率化・コスト削減などが目的の『守りのIT』に関する投資がIT投資全体の8割に上るといわれている。しかし今後は、ビジネスモデルを変革し、その価値を向上していく『攻めのIT』への投資を増やしていく必要がある」と強調する。さらに、「時代に合わせて成長するDataSpider Servistaは、守りのITとして導入したユーザーでも、そのまま攻めの方向性をプラスすることができる。またSIerにとっても、攻めのITに向けたアジャイルやDevOpsという新たな手法へチャレンジする際のツールの一つとして、きっと役に立つはず」と訴える。DataSpider Servistaによって、既存の環境を最大限に生かしてIoTを実現したユーザー事例がある。豊田自動織機グループでFAシステムの開発・構築などを手がける豊田ハイシステムが取り組んだ、ある工場の製造ラインの革新だ。その工場では、ラインの異常を共有できていないという課題があったが、製造ラインの情報を集約してリアルタイムに見える化し、ライン全体のモニタリングが可能になった。これを踏まえて今後は、関連する各システムがもつデータを整理・一元化して蓄積し、製品のトレーサビリティも実現しようとしている。
※2015年3月 日経BPコンサルティング調べ
「IoT時代に求められる先進のデータ連携セミナー」
~「攻めのIT」に必要なデータの収集・蓄積・活用を先進事例も交え解説~
主催:株式会社アプレッソ×株式会社BCN
日時:2016年2月24日(水) セミナー 13:30~
レセプション 17:00~
場所:大手町ファーストスクエア カンファレンス
定員:150名
【詳細】http://www.seminar-reg.jp/bcn/sem_160224/
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