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<マイナンバー特集>アイ・オー・データ機器 マイナンバー対策をきっかけにデータ保全を見直す ビジネス継続もカバーする「LAN DISK Hシリーズ」
2016/01/21 19:55
週刊BCN 2016年01月18日vol.1612掲載
マイナンバー対策によって情報資産の取り扱い全般を見直す
事業戦略本部
企画開発部
企画2課課長
厳重な管理が求められるマイナンバー。制度実施に伴う「罰則」がクローズアップされてはいるが、どこまで対策を実施すれば、万が一、漏えいした際に許容されるのか、という基準はない。そうした曖昧な部分が企業側の対応を難しくしている。
このような悩みを抱える中小企業に向けて宇津原課長は、「マイナンバー制度の実施を、データの安全管理や情報漏えい対策、セキュリティ対策など、情報資産の扱い方全般について見直すきっかけにすべきだ」と訴えている。
アイ・オー・データ機器では、マイナンバー対策として、データの安全な持ち運びが可能なUSBメモリ「ED-HBシリーズ」、本格的なデータ管理ができる法人向けNAS「LAN DISK Hシリーズ」、マイナンバーの収集・管理を一元化する「秘密金庫HDD for マイナンバー」などをラインアップする。
今回は、古いNASを使用していて、その更新を検討している中小企業に向けて、効果的なデータ保全や情報漏えい対策を可能にするLAN DISK Hシリーズを紹介する。
高信頼性と充実のセキュリティ機能で安全確実なデータ管理を実現
LAN DISK Hシリーズは、WD(ウェスタンデジタル)のNAS用に設計された高信頼HDD「WD Red」を搭載する。仮想ファイルシステム「拡張ボリューム」を採用し、RAIDに頼らずHDD故障時のデータ損失リスクを大幅に低減できる。ファイル単位のミラーリングやRAID演算を行わないため、高速処理が可能だ。また、共有フォルダへのアクセス権設定やActive Directory連携によって、不正アクセスを防止できるほか、トレンドマイクロのNAS向けウイルス対策ソリューション「Trend Micro NAS Security」をオプションで選択することで、ウイルス対策も可能となる。「マイナンバー制度に向けて特別な機器やソフトウェアではなく、今までも言われてきたようなセキュリティ対策を改めて徹底することで、情報漏えい対策は始められる」と宇津原課長は話す。
続けて、「いくらNAS自体に対策をしても、安全運用にはその設置環境も大きく影響を与える。振動やホコリの多い場所に設置しているのでは、故障や劣化を早める原因になる。そこで、NASを安全に収納できる小型19インチラックを用意した。PCやネットワーク機器、ケーブル類もまとめて収納できる。カギも掛かるため、管理区域の設定や盗難防止策として、マイナンバー制度の物理的安全管理措置にも提案できる」とした。
「3つの安心」でビジネスをサポート「リレーNAS」のモニターキャンペーンも
それでも、NASが故障した時の影響は大きい。その対策には「リレーNAS」を提唱する。これはマスター・スレーブの2台構成により、マスターにトラブルが発生しても、スレーブに切り替えてビジネスを継続できるバックアップシステムだ。データだけでなく設定情報も常にコピーしているため、復旧工数を大幅に削減できる。「LAN DISKシリーズは、内蔵HDDの『長期3年保証』、ネットワーク経由でのNASの状態管理を実現した『NarSuS(ナーサス)』、保守サービス『アイオー・セーフティ・サービス(ISS)』という『3つの安心』によってお客様のビジネスをしっかりとサポートする。また、パートナーの方々に向けて、お客様への提案に活用できるホワイトペーパーを当社のウェブサイトに用意し、『リレーNAS』のモニターキャンペーンを実施している。ぜひ、活用してほしい」と宇津原課長は力を込める。
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