Special Issue
スーパーストリーム 「クラウド」「グローバル」が合言葉 SuperStreamパートナー総会で2015年度戦略を語る
2015/06/04 19:55
週刊BCN 2015年06月01日vol.1581掲載
経営体制を一新
開会にあたって、3月11日付で前任の高山峰美氏に代わって社長に就任した梅澤英之氏が登壇し、まず、スーパーストリームの新経営体制をパートナーに披露。「私の社長就任と機を同じくして、営業部門を統轄する多田(友也・取締役営業本部長)、商品企画、マーケティング担当の山田(誠・取締役CTO)の二人が新たに取締役に就任した。これまでと比べて、大変若い経営陣になった。皆さんと一緒にこの会社をさらに成長させていきたい」との考えを示した。導入社数は7700社に
代表取締役社長
続いて登壇した多田友也・取締役営業本部長は、14年度の実績をより詳細に振り返るとともに15年度のパートナー施策の方針を説明した。累計導入社数のうち、上場企業は732社に達し、14年度新規獲得分だけでも21社が上場企業だったという。また、「NXシリーズの導入企業も800社を超えた」として、順調に成長を続けていることをアピールするとともに、パートナーの協力に謝意を示した。
取締役営業本部長
新機能を続々リリース
トリを飾った山田誠・取締役CTOは、20周年の節目を意識して、1995年に提供を開始した「GLシリーズ」や、その後継の「COREシリーズ」など、過去の製品のデモンストレーションを披露し、NXシリーズへの進化のプロセスを参加者にわかりやすく示した。また、グローバル対応として、今秋にシンガポール、マレーシアの現地税制対応を新たに開始し、これに関連してアジア地域を中心に日本企業の海外進出支援を手がける国際会計事務所グループ「SCS Global」との連携も深めるという。山田取締役のセッションでは、代表の少徳健一氏も登壇。日系企業のグローバル化の流れや、日系企業の現地での経理業務の実態などを説明した。さらに、「SCSはシンガポールに本社機能を置いているが、日系企業はシンガポールに地域統轄拠点とCFO的な立場のマネージャーを配置するケースが多い。NXシリーズのクラウドで統轄地域の情報を一元的に管理できるのは大きなメリットになる」と、スーパーストリームのグローバル化とクラウド化がパートナーのアジアでのビジネスに大きな商機をもたらすとの見解を示した。
山田取締役は、現在開発中のNXシリーズ次期バージョンのデモも実施。「操作性などは継承しつつ、より完成度の高いアプリケーションに進化させる」と宣言した。
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