Special Issue
<クラウド特集>日立システムズ クラウド三大活用シーンに集約へ 中堅・中小企業ユーザーの課題を解決
2015/03/12 19:55
週刊BCN 2015年03月09日vol.1570掲載
ロックインを徹底排除
クラウド事業推進統括本部
クラウドサービス拡販本部本部長
そこで日立システムズでは、日立グループのクラウドサービスや、「Amazon Web Services(AWS)」「Microsoft Azure」などパートナークラウドから最適な基盤を選択でき、基幹システムを容易に移行できるサービス「ERP・業務アプリケーション on クラウド」を考案。中田龍二・クラウドサービス拡販本部本部長は、「当社のサービスがユーザーの基幹システムとクラウド基盤の間に入ることで、特定のクラウド基盤に縛られることはなくなる」と説明する。
同社の狙い通り、特定のクラウド基盤に縛られることに漠然と不安を抱いていたユーザー企業からも多くの引き合いが得られるようになり、「当社クラウド関連サービスのなかでトップクラスの売れ筋商材になった」(クラウドサービス営業部の渡邉淳弘氏)という。
個別に最適なサービスを組み合わせて一括提供
クラウド事業推進統括本部
クラウドサービス拡販本部
クラウドサービス営業部
クラウド三大活用シーンの三つ目は、「顧客とのコミュニケーション」だ。スマートデバイスの登場により、どこでも顧客とつながることができる昨今、ウェブや問い合わせ窓口など顧客接点の重要性は日々増大している。こうした状況のなか、同社では、ウェブに最適なクラウド基盤およびアプリケーションの選定・構築・運用に加え、システム操作に関する問い合わせや注文受付、お客様相談室を含む一元的なコンタクトセンターサービスなど、ユーザー企業の売上増や顧客満足度向上に役立つサービスの拡充に力を入れる。
同時に、クラウド活用の最大の課題ともいえる情報セキュリティにも十分な対策がなされているのが同社のクラウド事業の特徴だ。情報セキュリティの運用や監視、分析、対策といった一連のサービスを同社の「セキュリティ・オペレーション・センター(SOC)」を中心に24時間体制で提供するとともに、2014年10月にはSOCサービスを一段と充実させるためサイバーセキュリティ専門会社のセキュアブレインをグループに迎え入れ、従来にも増して安心したクラウドサービスの提供を可能にしている。
日立システムズでは、単なるコスト削減だけにとどまらず、クラウド三大活用シーンをベースに、中堅・中小クラスのユーザー企業とビジネスモデルをともに創造し、お客様の売上拡大に向けて全力で取り組んでいく。
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