Special Issue
<IT資産管理特集>アイキューブドシステムズ 6000社以上のモバイル活用支援実績を誇る「CLOMO」がWindowsに対応 “モバイルの流儀”で資産管理の新スタンダードを提案
2015/02/19 19:55
週刊BCN 2015年02月16日vol.1567掲載
デバイス活用を重視したサービス群
4年連続シェアNo.1のMDMベンダーに
取締役副社長/CFO
サービスラインアップの充実に力を入れてきたのは、IT管理者にとって重要な管理効率化やセキュリティ強化だけでなく、エンドユーザーに対しても最適なモバイル環境を提供することで、業務効率化や生産性向上を促して企業の利益創出や成長に寄与していく狙いがあるからだ。
インテル、サイバートラストとともに
Windows管理にも“モバイルの流儀”を
営業本部本部長
これまで「MDMベンダー」と評された同社だが、2015年より「ソーシャルイノベーションカンパニー」を掲げ、個々のつながりを変革することで、組織・企業・ビジネスを変革する新たな、大きな挑戦をスタートする。
「モバイル/クラウド/IoTがもたらす本質的な価値とは、個と個のつながりから組織全体の力を最大化することを、とても自然に実現できることだ。この新しいITが、組織を構成する個をつなげ、個と個が有機的に協働する環境を提供することで、個人・組織にまで変革をもたらすだけでなく、企業全体の新たなビジネス機会の創出や成長へ大きく寄与できる」と、小湊啓爾取締役副社長/CFOは説明する。
同社の上記対応は、サービスの対象範囲をPCにまで広げる、という意味ではない。同社では、既存のモバイルデバイスにとらわれない「新しいモバイル」を念頭に置いている。「当社では、通信機能、情報保持機能、情報処理機能、入出力機能をもち合わせた機器すべてをモバイルと考えている。すなわち、これからのIoT時代には、自動車やPOS端末、サイネージ機器、ロボット、オフィス家具なども含まれるようになる。これらの共通要素の一つとして、プロセッサや基盤で組み込み分野でも存在感を示すインテルと、インテルプロセッサテクノロジーに対応するPKIサービスをもつサイバートラストとともに“モバイルの流儀”の管理をWindows向けにも提案していくことに決めた」と、小湊副社長は説明する。PC向け資産管理ではWindowsを前提として管理・運用することができたが、複数OSが混在するモバイルではそうではなかった。今後の企業の端末環境は、多彩なOSや形態の「新しいモバイル」として管理するのが望ましいというのが同社の考えだ。
実際、米マイクロソフトのシェアは、PC市場で90%以上を占めている一方、全デバイスを含めると14%程度しかないことを、「Worldwide Partner Conference 2014」で発表している。これは、マイクロソフトが挑戦者であり、将来的に大きな可能性があることを意味するが、同時に、既存のWindows PCにもとづいた管理や運用だけでは、モバイルの広がりに対応できないということを示唆している。小湊副社長は、「PCでも今後は、アプリケーションのレイヤも含めた統合管理が求められてくるだろう。またLANでなくWANによる接続や、複数のシステムを組み合わせた運用も当たり前になるはず。“モバイルの流儀”にもとづいた強化を実施しながら、既存のPC資産管理に求められていた効率化やセキュリティ対策も選別しながら実現していく」との方針を示している。
販売・SIパートナーとタッグで
新しいサービスを提案していく
今や、PCではなくモバイル端末が新たなITの姿を次々に作り出していく時代だ。PCのニーズは根強く残り続けると思われるものの、より多くのモバイル端末が、そして同社のいう「新しいモバイル」が大勢を占めるようになってくる。 まさに今年、事業の範囲を大きく拡大していこうとしている同社では、販売・SIパートナーとともに拡大していくことを念頭に置いている。
林正寿・営業本部本部長は、「既存のパートナー様はもちろん、われわれと一緒に考えて、新しいソリューションを提案していくことに興味をもっていただいた企業はぜひ、声をかけてほしい」と、新たなパートナー開拓にも積極的だ。
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