Special Issue
<拡大傾向のデジタルサイネージ市場>24時間365日の長時間稼働が前提の高信頼設計 市場を広げるフィリップスのデジタルサイネージディスプレイ
2014/11/27 19:55
週刊BCN 2014年11月24日vol.1556掲載
液晶ディスプレイとデジタルサイネージは、似ているようで大きく異なる。デジタルサイネージは情報提示の手段として使われることが多く、長時間稼働するケースがほとんど。このため、内部に熱がこもり、それが原因で障害を起こしやすいという問題があった。フィリップスのデジタルサイネージは、これを防ぐために、内部温度を適切に管理するヒートマネジメント機能を搭載。さらに長寿命のパーツを採用して、24時間365日の長時間使用に耐えるスペックをもつ。
また、デジタルサイネージの場合、コンテンツを配信するパソコンやメディアプレーヤーに障害が発生し、映像が止まってしまうことがある。フィリップスのデジタルサイネージは、こうした事故を防ぐために、コンテンツ配信元をUSBメモリなどに自動で切り替えて、映像を流し続けるフェイルオーバー機能を採用。こうして、過酷な環境に設置しても安定して稼働し続ける製品が完成した。障害の発生することが少なくなったことで、管理・運用・保守の工数も削減している。
製品は、ボリュームゾーンを狙うスタンダードモデル「E-Line シリーズ」を中心に据え、ハイエンドモデル「V-Line シリーズ」をラインアップ。パネルサイズは、32インチから65インチまでと幅広く揃えた。また、極薄ベゼルのモデルを組み合わせることで、パブリックビューイングにも対応する。
こうしたことから、フィリップスのデジタルサイネージディスプレイは高機能・高信頼・低コストという点が市場に認められてきている。
「E-Line シリーズ」(上)と「V-Line シリーズ」
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