馬場（日立）　パートナー様のビジネスの悩みをいっしょに解決していくことです。当社はITだけでなく、電力、交通などの社会インフラ、医療など、幅広い分野でビジネスを展開しています。その幅広いフィールドでの実績・ノウハウを活用しながら、パートナー様と緊密に連携してソリューションを提供します。

　例えば、ビッグデータでは、工場、社会インフラの分野などで、センサ情報を集めて障害予知に役立てたりするなどの活用を進めています。また、IT分野以外の方々とも連携し、当社のプラットフォームなどを組み合わせることで、より多くのニーズに応えるソリューションを目指します。

橘（日本HP）　キーワードは柔軟性と技術革新です。今、業界ではボーダーレス化が進んで、少し前までは考えられなかった企業同士の組み合わせが生まれています。その変化に柔軟に対応できる企業が生き残っていくでしょう。

　一方、技術革新では、Computeの先にあるThe Machineを具体化する基礎研究を進めていますが、その継続が、結果としてパートナー様やお客様に貢献する重要なポイントになります。

瀬尾（富士通）　社内外とのコラボレーションを強化していかないと、生き残ることができないという危機感をもっています。新しい技術をいかに早く商品化するかが問われているなかで、社外とのコミュニケーションやコラボレーションは不可欠です。

　販売面でも、お客様が求めるのはハードのスペックではなくソリューションです。それを実現するため、足りない部分を埋め込んでいくことが必要です。

東根作（レノボ）　レノボ・エンタープライズ・ソリューションズは、レノボ・ジャパンとともに、レノボグループとして緊密に連携して市場にアクセスしていきます。また、お客様のニーズに合った製品をIBM時代よりもさらに迅速に提供するとともに、革新的なテクノロジーによってさらなる価値を提供していきます。

──最後にパートナーに向けたメッセージをお願いします。

瀬尾（富士通）　われわれは、日経コンピュータ「パートナー満足度調査 2014」の「PCサーバー部門」でNo.1を獲得しました。原点は、パートナー様が安心して販売できること。国内生産による品質へのこだわりを追求します。また、他社がサーバーから撤退しても、最後まで逃げずにしんがりを務めたいと考えています。

橘（日本HP）　パートナー様のサービスビジネスの拡大につながる施策立案・実行に努めます。ハードだけでなく、それをベースにしたサービスに軸を置いて、収益を上げていただけるよう支援します。

馬場（日立）　「日本品質」の高い信頼性とそれを支える高い技術力こそが日立の強みです。そして皆様に安心して販売いただけるよう、これからもしっかりとサポートしていきます。また、それだけでなく、ニーズに合ったソリューション提供から、ともにビジネスの強化を図っていきます。

魚田（デル）　現在、パートナービジネスの再編に力を入れています。また、製品はこれまでプロ仕様のイメージがありましたが、より使いやすく簡単化することで、パートナー様が取り扱いやすくなるように努めます。

浅賀（NEC）　クラウド化などICT環境が大きく変化するなか、改めてパートナー様とWin-Winの関係を築いていきたいと思います。また、最後は人と人の関係ですから、それを今後も大切にしていきます。Express5800シリーズは、今年11月24日に発売20周年を迎えます。これはひとえにパートナー様に育てていただいたおかげです。今後も、ぜひ、お力添えをお願いいたします。

東根作（レノボ）　レノボにご期待いただいているかと思いますが、まずは安心してご提案いただけるよう新体制をご理解いただき、そのうえでともに成長をしていきたいと考えています。レノボは競争の厳しいPC市場にあって、PC専業メーカーとして利益を出し続けてきました。それは何よりの強みと自負しています。

──長時間にわたって、貴重なお話をありがとうございました。