Special Issue
大塚商会 DBのパフォーマンス劣化要因を解消 Oracle RACの高速化ソリューションを提供開始
2014/06/19 19:55
週刊BCN 2014年06月16日vol.1534掲載
データ量の増加に伴いDBの処理速度が課題に
マーケティング本部
共通基盤プロモーション部
Oracle製品担当
主任
そこで大塚商会は、「Oracle RAC(Oracle Real Application Clusters)」を利用する企業向けに、SSD(Solid State Drive)を利用して、DBのストレージ性能を改善する「DB高速化ソリューション for Oracle RAC on SSD」の提供を開始した。テクニカルソリューションセンターの松下浩之氏は、「高い可用性と拡張性をもつ『Oracle RAC』は、ミッションクリティカルなDB基盤を構築するには欠かせないクラスタ構成として、ここ数年で標準のプラットフォームといえるくらい一般的になった」と市場を概観。そして、「『DB高速化ソリューション for Oracle RAC on SSD』を利用することで、高い可用性と拡張性を保ちながら、DBのパフォーマンスを大きく改善できる」と説明する。
DBのパフォーマンス向上を短期間で実現するソリューション
技術本部TCソリューション部門
テクニカルソリューションセンター
インフラグループ
データベースソリューション課
テクニカルエンジニア
「決して止めることができないミッションクリティカルなDBシステム、あるいは膨大なトランザクションデータを扱っている企業は、DBの高速化を切実に求めている。『DB高速化ソリューション for Oracle RAC on SSD』は、そうした方々に、工数をかけずにDBの高速化を提供する」と、共通基盤プロモーション部Oracle製品担当の大塚啓太氏は導入メリットを強調する。
「DB高速化ソリューション for Oracle RAC on SSD」は、大塚商会と日立製作所による共同ソリューションだ。松下氏は「とくに『Oracle RAC』は、ミッションクリティカルな環境での導入が前提となるので、ハードウェアにも高い信頼性が求められる。日立製作所のストレージは市場からの評価が高く、信頼性にも定評がある。高信頼のハードウェアと高性能のソフトウェアを組み合わせた最適なDBソリューションを提供できる」と、協業の背景には日立製作所のハードウェアに対する高い信頼があるとした。
ますます高まるDB高速化のニーズ ラインアップの拡充を視野に
「企業が取り扱うデータ量が今後ますます増大するなかで、DB高速化ソリューションに対する需要はさらに高まる。まずは、『DB高速化ソリューション for Oracle RAC on SSD』によるパフォーマンスの向上を実感していただきたい」と、大塚氏はこのソリューションの可能性に期待を寄せる。大塚商会の強みは、事前のヒアリングから構築、運用、保守まで、ハード/ソフトを含むソリューションを、ワンストップで提供できる点にある。これによって、ユーザー企業は導入から運用・サポートまでの窓口を一本化でき、さらに納期の短縮やコストの削減にもつなげることができるのだ。
大塚商会は、これまで「Oracle RAC」で検証済みのハードとソフト、さらに保守も組み合わせたパッケージ「Oracle RAC Pack」の提供で培ったDB構築のノウハウを活用しながら、「DB高速化ソリューション for Oracle RAC on SSD」を提供していく。
ストレージにSSDとHDDを組み合わせて、高速化とコストメリットを追求したモデルの提供など、ラインアップの拡充を念頭に置きながら、今後も大塚商会と日立製作所はさまざまな取り組みを積極的に展開する。
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