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<EMCパートナー アワード 2013>ネットワンシステムズ VSPEXベースのパッケージを公共・教育市場に展開 独自のソリューションによる市場開発に手応え
2014/06/12 19:55
週刊BCN 2014年06月09日vol.1533掲載
大塚氏 ネットワンシステムズは、2012年12月以来、VSPEXをベースに他社製品や当社の設計・構築・保守・運用監視サービスをセットにしたパッケージを、公共・教育市場に特化した独自のソリューションとして提供してきました。こうした市場開発の取り組みが、2年連続の受賞につながったと考えています。
──2013年の市場は、どのような状況だったのでしょうか。
大塚氏 VSPEXに関していうと、2012年に発表した公共・教育特化型ソリューションが大幅にユーザー数を伸ばしましたが、当社の当初目標には届きませんでした。しかし、プロスペクトは100件以上に上り、市場のポテンシャルは大きいと実感しています。したがって、今年度以降に大きく花開くと確信しています。
──VSPEXの拡販のために、どのようなことに取り組まれましたか。
張氏 当社は、EMCジャパンだけでなく、米国のEMCとも一緒にイニシアチブを立ち上げて、4年間活動してきました。イニシアチブでは、プロモーションやエンジニアの育成、顧客戦略の共有を含めて協業しています。こうした活動がVSPEXの拡販につながっています。
──パートナーとして、EMC製品の優位性をどのように捉えていますか。
張氏 ストレージ製品単体の強みに加え、長い間培ってきたノウハウ、ユーザーのニーズを反映したソリューション提供は、EMC製品の優位性になっています。とくに当社が重視しているのが、パートナー戦略です。EMCは、単に製品をパートナーに提供するだけでなく、3年先のビジネス目標をパートナーと共有し、目標を実現するためのアクションプランを共同で策定し、実行します。またそれに必要な投資もしてくれます。ネットワーク事業を長く展開してきた当社にとっては、プラットフォームビジネスを加速する際に、EMCから支援していただいた部分はとても大きいと感じています。
──EMCジャパンとの協業で、今後期待されるのはどのようなことでしょうか。
張氏 当社は、社内のソリューションブリーフィングセンターで、EMCの新製品をいち早くお客様に紹介しています。われわれがEMCとお客様の間に立って、これから出てくる新しい製品やアーキテクチャを橋渡ししながら、お互いのビジネスを大きく成長させたいと考えています。また協業をさらに深め、第三のプラットフォームといわれている領域においても一緒に新しいビジネスの開拓に取り組んでいきたいと考えます。
経営企画本部 商品企画部部長 張偉氏(写真左)
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