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<Windows XP OS移行ソリューション特集>プリンストンテクノロジー 「datasaver S」でPCデータの引っ越しを「簡単、迅速、安全」に オールインワンのPCバックアップ環境を低価格で提供

2013/12/12 19:55

週刊BCN 2013年12月09日vol.1509掲載

 マイクロソフト「Windows XP」のサポート終了に伴う、新しいクライアント環境へのデータ移行作業は、企業にとってかなりの負担となりそうだ。ITに詳しい社員が少ない中小企業や自治体、学校や研究室、病院などにとっては、サポート終了期限が刻々と差し迫っているだけに、頭の痛い問題に違いない。そうした悩みの解決に貢献してくれるのが、プリンストンテクノロジーのアプライアンス型のバックアップソリューション「datasaver S」だ。XPからの移行に必要となる作業を大幅に簡易化できるこのバックアップソリューション「datasaver S」を使えば、企業は最小限のコストと時間で、クライアントPCを新しい環境へと刷新もしくは更新できる。このソリューションの強みを探ってみよう。

オールインワン設計でXPからの移行の悩みを解決

営業統括本部
コーポレート
営業推進担当
石井祐介 氏
 2014年4月のWindows XP(以下、XP)サポート終了に伴う、XPから「Windows 7/8.1」などへのクライアントPCの移行だが、この作業にはそれなりの手間と知識が求められる。そうしたなか、プリンストンテクノロジーが提供を開始したのが、ソフトとハードが一体となったアプライアンス型のデータバックアップ&リカバリーソリューション「datasaver S」である。これを使えば、 XPからの移行に必要となるデータのバックアップやリストア作業を誰もが簡単かつ短時間に行うことができる。

 「datasaver S」は1台で、同じLANに接続されている5台までのPCのデータをバックアップする。PC側に専用のエージェントソフトをインストールし、バックアップ先となる「datasaver S」本体とPC側に簡単な設定をするだけで、自動的かつ定期的にOSや設定情報を含めたPCのデータを丸ごとバックアップしてくれる。業務で使用する大切なドキュメント類はもちろんのこと、メールデータなどのバックアップに手間のかかるデータも、ローカルディスク丸ごとバックアップするので、どのデータをバックアップすべきかと悩む必要がない。新しいPCにデータを移行する際には、「datasaver S」から必要なデータだけを選択してダウンロードするだけで済む。

 また、バックアップ元と同じPCであれば、OS、アプリケーション、各種設定、ファイルなど、すべてのデータを復旧させることも可能だ。PCが起動しないなど何か深刻なトラブルが生じたときにも、専用のUSBメディアからリカバリーツールを起動してOS丸ごと復旧することができる。このように「datasaver S」は、データ移行だけでなく、日々の業務を安心・安全にこなすことにも大いに貢献するソリューションとなっている。

 同様のことをNASとバックアップソフトを組み合わせて行おうとすれば、まずNAS側でネットワークの設定や共有フォルダの権限設定などが必要となるのに加えて、ソフトウェア側でも、どのフォルダをどこにどれぐらいのタイミングでバックアップするかなど、スキルと手間を要する作業が生じてしまう。また、膨大な種類のNAS製品やソフトウェアから組み合わせの相性も考慮してユーザー自身が選定しなければいけないので、製品知識もかなり求められる。

ハードもソフトもオールインワン バックアップ専用ならではの使いやすさ

 しかし、「datasaver S」ならば、最初からバックアップ専用に開発されているので、ハードウェア・ソフトウェア側ともに設定も最小限で済ませることができる。さらにハードウェアとソフトウェアが一体となったアプライアンス製品であることから、機器の選定やソフトウェアとの組み合わせについても考慮しなくて済む。営業統括本部 コーポレート営業推進担当の石井祐介氏は、「SOHOや企業の課、グループ単位、大学の研究室など少人数の組織でXPからの移行を行おうとすれば、PCやネットワークを管理できる人がいない場合には壁に突き当たってしまうことでしょう。そうした問題を解決するために、バックアップに必要なものがオールインワンで、しかも簡単に使えるソリューションをお届けしようと開発したのが『datasaver S』です」という。

 「datasaver S」本体に必要な初期設定を行った後、バックアップ元となるPCのエージェントソフトにデータの保存先となる「datasaver S」のIPアドレスとエージェント名、パスワードを設定し、丸ごとバックアップを一度実施した後は、自動的に10分間隔で差分のバックアップを取り続けるようになっている。ブラウザの管理画面に各エージェント名でログインすると、復旧ポイントの一覧が表示され、任意の日時から自由に復元したいファイルやフォルダを選択することが可能だ。

IP/ID/PWだけで自動的にバックアップサーバーのバックアップにも対応

 石井氏は「データを移行しようとするときに、手作業で外部のストレージに保存してからまた戻すのではかなりの時間がかかってしまいます。データ容量が大きければ、それだけで一日作業になりかねません。『datasaver S』は、ユーザーがPCを通常業務で使用しているときに、データのバックアップを行っているので、時間の短縮にもつながります」と説明する。

 さらに、「datasaver S」はクライアントOSだけでなく、サーバーOSのバックアップを行うこともできる。一般的にサーバーOS用のバックアップソフトウェアはライセンス料金の高いものが多いが、「datasaver S」ならばサーバー、クライアントを合計5台まで対応できるため、バックアップコストを低減することができる。

 販売はパートナー経由で、拡販に向けて同社では、2014年4月までのキャンペーン価格として10万円を切る価格(1年間センドバック保証付き)でユーザー企業に提供。販売パートナーに対して石井氏は「XPの入れ替えの動きは今後さらに活発化していきます。そんな状況において『datasaver S』は中堅、中小企業のお客様の取り込みを促すツールになると自負しています。ぜひ、お客様の課題解決に役立ててもらいたい」と語る。

データバックアップ&リカバリーソリューション「datasaver S」

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外部リンク

プリンストンテクノロジー=http://www.princeton.co.jp/