Special Issue
<SYNNEX IT Conference 2013 Tokyo>9/12(木)開催! 約60社のソリューション/商材が一堂に
2013/09/12 19:56
週刊BCN 2013年09月09日vol.1496掲載
Welcome Message――グローバル目線で”次なるトレンド”をお伝えします
1957年12月9日、東京都生まれ。1982年、横河・ヒューレット・パッカード(現・日本ヒューレット・パッカード)入社。1997年、米HPに出向し、エグゼクティブ・ブリーフィング担当。執行役員エンタープライズ・ストレージサーバー事業統括やエンタープライズビジネス営業ストラテジック・プロジェクト担当を経て、2011年8月1日、シネックスインフォテックの社長&CEOに就任。
●実用性の高いクラウドなど最新のITトレンドに触れて下さい
──今年の「SYNNEX IT Conference」のテーマを教えてください。
今年は「Connect to the next trends 次のトレンドに触れる、ビジネスが動く。」というテーマを掲げさせていただきました。昨今のITトレンドと言えば、やはりクラウドです。実用性を伴った、効果的な製品・ソリューションが揃ってきています。今回のSYNNEX IT Conferenceでは、こうした大きなトレンドのなかで、ユーザー企業の目線から、どの製品を採用して、どのように利用していけばよいのか、といったことをお伝えしていきます。しかも、それを国内にとどまらず、グローバルな市場の目線でお伝えできるのがSYNNEX IT Conferenceの特長です。
また、毎年9月にSYNNEX IT Conferenceを開催することにも、大きな意義があると考えています。9月は弊社決算年度の最終四半期の開始月となります。その1年間、何があったのかを振り返りながら、次の年には何が起きるのかということをお客様にお伝えする絶好のタイミングなのです。この1年間、弊社はどんな状況だったのか、次の1年間は何に注力するのかといったお話も、今回のセッションでは十分にお伝えしたいと思っています。
──直近の業績はいかがでしょうか?
弊社の第2四半期にあたる3~5月は、業績が非常に順調でした。前年同期比で2桁に近い成長を果たしました。米国シネックスが四半期ごとに作成する決算報告にも、日本の業績が非常に良かったことが取り上げられるほど、良い結果を残すことができました。好調だった要因としては、市場の変化にあったと考えています。第2四半期は「Windows XP」のマイグレーション需要に加え、各社のタブレット端末の新規需要も大きく、PCとスマートデバイスの相乗効果で大きく成長することができました。
●ディストリビュータとしての新たな価値をご提案します
──来年度以降は何を目指す考えでしょうか?
「製品・ソリューション」と「マーケット」という二つの軸があると考えています。まず製品・ソリューションの軸では、現在お取り引きさせていただいているベンダー様における弊社のシェアを劇的に増やしたいと考えています。それも、すべての製品においてシェアを伸ばすのではなく、そのベンダー様が最もフォーカスされている製品・ソリューションにおいてのシェア拡大を目指します。
一方、マーケットの軸では、地域でのお客様とのお取り引きを、より一層、深いものにしたいと考えています。そのための施策の一つとして「Varnex」を開催します。Varnexは地方の販売代理店様やシステムインテグレータ様が参加する、シネックスインフォテックのユーザー会です。日本でも今回のSYNNEX IT Conferenceに合わせて第1回総会を開催させていただきます。
また、首都圏の大規模なリセラー様やシステムインテグレータ様に対しても、弊社の良さをまだまだお伝えし切れていないという思いがありますので、先進的な技術やIT業界の先端を行くソリューションについては「シネックスインフォテックとのビジネスにおいてメリットがある」ということをもっと積極的に訴求していきたいと考えています。
──「SYNNEX IT Conference」にご来場のお客様にメッセージをお願いします。
弊社はグローバル・カンパニーである米国SYNNEXの日本での法人です。そのため、グローバルにおけるベスト・プラクティスを日本に展開し、日本向けにアレンジしてご紹介することが可能です。こうした外資系ディストリビュータとしての強みを最大限に発揮し、お客様のビジネスにお役立ていただきたいと考えています。
米国のディストリビュータの姿は、以前と比べ様変わりしています。以前はディストリビュータと言えば、ピック(pick)、パック(pack)、シップ(ship)が基本でした。しかし現在では、流通での強みを活かしながら設計、開発、製造、マーケティング、販売、流通、メンテナンスといったビジネスプロセスのアウトソーシングへとフィールドを広げています。こうした変化は、必ず日本のディストリビュータにも訪れるでしょう。
シネックスインフォテックは、その先陣を切る存在になることで、マーケットをリードしていきたいと考えています。
関連記事
販社のビジネス機会を創出「SYNNEX IT Conference 2013 TOKYO」
シネックスインフォテック、「SYNNEX IT Conference 2012 TOKYO」を開催、「クラウドに対応」と松本社長