Special Issue
シュナイダーエレクトリック 「InfraStruxure for Small ITソリューション」でSMBの課題に応える ビジネスチャンスを秘めたシュナイダーの新戦略
2013/07/25 19:55
週刊BCN 2013年07月22日vol.1490掲載
ノウハウを生かした統合ソリューション
小規模オフィスの電力環境を改善
HBNビジネスデベロップメント
マネージャー
神谷 誠 氏
さらに、モバイル端末のビジネス活用が進んでいることも影響している。ネットワークを通じて外部から「Small IT Space」に接続する機会が増え、アクセス数やデータ量が増加。IT機器への負荷が大きくなっているため、「Small IT Space」の見直しは必須の状況だ。
そこで、シュナイダーエレクトリックでは、同社がこれまで揃えてきた製品ラインアップや培ってきたノウハウをソリューションとして統合した「InfraStruxure for Small ITソリューション」を市場に提案する。
例えば、サーバールームが存在しない小規模なレンタルオフィスの場合は、防音性にすぐれたサーバーラック「NetShelter CX」を部屋のコーナーに設置し、その中に「Smart-UPS」を入れるだけで電源環境が整う。さらに、サーバー搭載後に配電用のラックマウントPDUを活用し、各機器の消費電力をリアルタイムでチェックすることも可能だ。「交換可能な換気ファンを搭載しているので、熱だまりを防ぐことができる。また、セキュリティ性を重視してドアロック機能も用意した。このように、当社がこれまで培ってきた独自のノウハウを投入した製品となっており、導入すれば管理・運用面で数多くのメリットが得られるはず」と、ビジネスデベロップメント・HBNビジネスデベロップメントマネージャーの神谷誠氏は強調する。
これに加えて、TCO削減にも貢献する。実際に、ITスペースにサーバールームを構築して管理・運用を続けたケースと、「InfraStruxure for Small ITソリューション」を導入したケースを比較した場合、「年間数百万円のコスト削減につながる」と伏見氏は試算を示す。
3~5台のサーバールームをすでに運用している中規模企業に対しても、効果の高いソリューション提案を進めている。ベンチャー企業など、将来の急速な成長を視野に入れる企業に対しては、拡張性の高いUPS「Symmetra LX」を提案。セキュリティ面については、カメラを利用した監視ソリューション「NetBotz」を採用し、サーバールームの監視・管理を容易にした。
パートナーにも大きなメリット
ビジネスを拡大させる起爆剤に
プロダクトマネージャー
伏見 知子 氏
最後に、パートナー企業が「InfraStruxure for Small ITソリューション」を展開した際のビジネスチャンスについて、伏見氏はこう述べた。「グローバル規模で比較すると、『Small IT Space』の数はデータセンターに比べて圧倒的に多い。そのため、この分野でのお客様ニーズに応えていくことが、パートナー様にとっても新たなビジネスチャンスにつながる可能性がある。市場規模が大きいだけに、SMBに特化したパートナー様にとっては、とても魅力的な商材になるはず」(伏見氏)。
シュナイダーエレクトリックがこれまで単体で提供してきた製品を、ニーズに合ったソリューションとして統合することで、エネルギー管理がより効率的になるほか、コスト削減やセキュリティの強化など、多くのメリットを与えられるようになる。IT機器の効率的な管理・運用に課題を抱えるSMBのニーズに応えるとともに、パートナー企業にとっては、より大きなビジネスチャンスが期待できそうだ。今後の展開が市場に大きな影響を与えることは間違いない。
【お問い合わせ先】
TEL:03-6402-2001
E-mail:jinfo@schneider-electric.com
https://www.apc.com/promo/get.cfm?keycode=43421J&promotionID=20598J&ISOCountryCode=jp
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