Special Issue
コダック ミッドレンジの新製品を発売 「どこでも誰でも分散入力」を実現
2013/05/30 19:55
週刊BCN 2013年05月27日vol.1482掲載
コンパクトで高耐久
シニアマーケットアナリスト
赤井 誠 氏
「i2900」は、低価格で信頼性が高いと定評のある「i2000シリーズ」の製品群に位置し、同社初の統合型デスクトップスキャナーだ。コンパクトなきょう体(高さ234.60mm×幅431.80mm×奥行き370.84mm、重量15.8kg)にA4フラットベッドスキャナーを搭載し、スキャン時に広いスペースを必要としない。従来の「i2000シリーズ」の各製品と同等の省スペースを実現した。
営業技術サポート担当の林武史氏は、「ロータリー式で困難だった長尺や厚みのある書類にも対応可能。企業内の部署や支店、業種別では医療、流通、サービス業、国の出先機関や税務署など、紙を使わざるを得ない環境にあって、しかも限られたスペースしかないユーザーに最適だ」と話す。「i2900」は、スキャナー光源にデュアルLED(発光ダイオード)を使っているため、スキャン開始時間までを短縮し、鮮明で安定したカラーイメージ処理を実現しているのも特長の一つだ。
一方の「i3200」は、同社初のA3スキャナーシリーズの第一弾で、同社のハイエンド機種で信頼のある用紙搬送性能を搭載し、書類外形を適切に修正し鮮明にスキャンできる。用紙経路のオプションも2種類用意し、きょう体前面からの排紙と背面から排出するストレート・ペーパーパスのいずれかを選択できる。
営業サポートを強化
ドキュメントイメージング営業部
営業技術サポート担当林 武史 氏
ドキュメントイメージング営業部の赤井誠・シニアマーケットアナリストは、「原稿をセットしてボタン一つで簡単にスキャンできる『Smart Touch』、書類の向きやサイズを自動検出する『Perfect Page』といったインテリジェント機能も標準搭載しているので、どこでも誰でも簡単に分散入力ができる。耐久性にもすぐれていて、1日の推奨処理枚数はi2900が1万枚、i3200が1万5000枚だ」と、高機能ながら簡単に扱える製品であると強調する。
さらに、両機種には、重要なビジネス文書を高品質なイメージに変換する「キャプチャ プロ ソフトウェア ライト」をバンドルし、安価に提供するモデルも用意した。これによりバッチ処理やバーコード読み取りなどの機能が使える。
コダックによれば、昨年の国内ドキュメントスキャナー市場のうち、価格が18万~33万円のミッドレンジ向けが台数ベースで293%成長した。
赤井シニアマーケットアナリストは「金融、医療、自治体、BPO市場をとくに強化して、パートナーの営業サポートも含めて販売を強化するほか、アマゾンなどのEC(電子商取引)サイトに対しても、商材を今まで以上に潤沢に供給する」と話す。
また、4月中には、パートナー向けの情報サイト「SCAN@WORK」(http://www.scan-at-work.com/)も設け、最新の活用事例やデモ動画など、販売面で役に立つ情報を逐次提供していく。
- 1
関連記事
コダックが推奨するかんたん電子データ化! SharePointと連携したパック製品を投入 中小企業でも安価に業務フローを完成!
<有力ベンダーが語る新時代の姿>コダック ドキュメントイメージングで連携を促進 モバイル、クラウド、SharePointを軸に
コダック、さまざまな書類のデジタル化に対応する高速ポータブルスキャナ