Special Issue
日本ストラタステクノロジー シンプルな運用管理、低コストを追求した無停止型仮想化ソフトウェア 規模・業種を問わず企業に「Uptime Assurance-無停止の安心」を提供
2013/03/14 19:55
週刊BCN 2013年03月11日vol.1472掲載
低コストで無停止型仮想化環境を構築
本部長
本多 章郎 氏
「Stratus Avance」は、標準IAサーバ2台の上に仮想環境を構築するシンプルなアーキテクチャだ。OSやアプリケーションは仮想環境上で稼動し、2台の物理サーバの内蔵ディスクをリアルタイムに同時更新しているため、データ完全性が確保されている。共有ディスクや管理サーバが不要なので、高信頼性システムを安価に構築できる。
インストールも容易だ。同事業本部の池田智明システムエンジニア部長は、「インストール作業は1台目は約30分で完了。2台目は自動処理される。複雑な設計やスクリプト作成など専門的な技術・知識が一切不要なので、誰でも1時間程度で構築が可能」という。
人手を一切介さずにシステム停止を未然に防ぐ
システムエンジニア部長
池田 智明 氏
「Stratus Avance」は2台の物理サーバのハードウェア・コンポーネントの状況を常時監視し、仮想マシン稼動中のサーバのハードウェア異常や障害予兆を検知すると、独自開発のライブマイグレーション機能ですべての仮想マシンをもう一方のサーバ側に移動させて処理を継続する。エラー処理への対応は人手を一切介さずに自動的に実行され、その間サービスやアプリケーションは影響を受けることなく稼動を続ける。「HAクラスタでは、障害時にスムーズにシステムが切り替わるのかどうか不安というユーザ企業が多い。切替手順書があっても、人為ミスのリスクを無視することはできない。『Stratus Avance』の自律連続稼動のデモを見た多くの方が一様に驚かれ、HAクラスタを導入済みの企業が『Stratus Avance』に乗り換える例も多い」と、池田部長は語る。
2008年の販売開始以来、「Stratus Avance」は日本市場での販売を順調に拡大している。自社システムのサーバ統合に採用されるケースだけでなく、DCやクラウド系サービスプロバイダが、可用性オプションを加える目的で導入するケースも目立っているそうだ。販売パートナーにとっては、導入が容易で導入後も運用操作の問い合わせなどもほとんどないという手離れのよさは大きなメリットだ。
またストラタステクノロジーは2012年にマラソンテクノロジーズ社を買収し、ミッション・クリティカルな業務向けの無停止型高可用性システムを実現するソフトウェア製品のラインアップを更に強化し、高可用性システムをワンストップで提供できるベンダーとなった。今後も販売チャネルやパートナーアライアンスを拡大し、30余年にわたり「意識する必要のない無停止稼動の仕組み」を提供し続けるストラタステクノロジーの高信頼性技術が止まらないビジネスを支え続けて行く。
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