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<モバイルソリューション特集>丸紅アクセスソリューションズ 管理するMDMから、活用するMDMへ 他社とは一線を画したコンテンツ配信機能を提供
2013/02/28 19:55
週刊BCN 2013年02月25日vol.1470掲載
通信事業者の強みを生かす
モバイルソリューションチーム部長
橋口 信平氏
ユーザー企業は、必要に応じて「STAGE 1」「STAGE 2」「STAGE 3」「STAGE 4」の4種類からサービスを選択。「STAGE 1」でMDMの基本である管理機能、「STAGE 2」でデバイスの盗難や紛失に備えるセキュリティ機能を提供している。橋口部長は、「STAGE 1は、Android端末を業務に必要なアプリのみに限定したホーム画面に固定できる『法人デスクトップ』が好評だ。STAGE 2のセキュリティ機能では、デバイスがインターネットに接続されていない状況でもローカルワイプ(データ削除)する機能を搭載している。MDMの基本機能だけを利用したい企業は、STAGE 1やSTAGE 2を選ぶことが多い」としている。
デバイスをセールスツールとして活用
「VECTANT SDM」では、「STAGE 3」でコンテンツ配信を提供していることが他社のMDMサービスにはない機能である。コンテンツ配信機能は、管理コンソールから動画やドキュメントなどを各デバイスへ一括同時配信が可能で、情報を各社員の端末のホーム画面にテロップとして表示させることもできる。また、管理者がコンテンツのアクセス権限を細分化した上で配信も可能。橋口部長は、「ユーザー企業の営業担当者が最新のプレゼン資料や製品カタログを持ち歩くことができるので、ペーパーレス化はもちろん生産性の向上にもつながり、セールスツールとしてデバイスを活用することができる」とアピールする。さらに、「STAGE 4」はAndroid端末を本格的なデジタルサイネージとして運用・管理できることが特徴となる。ほかにも、丸紅アクセスソリューションズでは「VECTANT SDM」によるスマートデバイス導入・活用を支援する「VECTANT SDMパートナープログラム」を展開している。ディストリビューションパートナーや販売パートナーに加え、アプリケーションパートナー、コンテンツパートナーと協業し、スマートデバイス市場が求める活用環境やコンテンツを整備していく方針。橋口部長は、「ERPや資産管理、オフィス系、地図関連のアプリ開発ベンダーと話を進めている」と、アプリの充実を図っているという。
「スマートデバイスの市場は、256万台といわれている。その10%に導入することを目標としており、着実に実績を重ねているところだ。『VECTANT SDM』は、すでに130社の企業が導入している。各パートナー企業とともに市場の活性化を目指していきたい」と橋口部長。スマートデバイスを管理しながら、最大限に活用することを模索しているユーザー企業にとっては、「VECTANT SDM」は注目のサービスといえるだろう。
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