Special Issue
<有力ベンダーが語る新時代の姿>日本マイクロソフト 「Office 365」の強みと魅力を紹介 Windows 8と、新しいOfficeに期待
2012/12/06 19:55
週刊BCN 2012年12月03日vol.1459掲載
<2012年10月18日開催「BCN Conference 2012 東京」レポート>
クラウドパートナー営業本部本部長
小山剛司 氏
Office 365の開発ビジョンは、「パソコンでも、スマートフォンでも、どのブラウザでも最高の操作性を提供する」ということにある。成長をさらに後押ししそうなのが、Windows 8と新しいOfficeの登場だ。小山本部長は、「10月26日にWindows 8がリリース。さらに、新しいOfficeの提供を控えており、非常に期待をしている」と語った。Officeクライアントは、アプリケーション仮想化のテクノロジーを使ってクラウドからストリーミング配信で実行する。実行後、パソコンにOfficeクライアントは残らない。「1ユーザー契約すると、最大5台使える。これはクラウド、マルチデバイスの時代だからこそのライセンス体系だ」(小山本部長)。
Office 365が生み出す商機として、未開拓顧客へのアプローチ、システム連携ビジネスの強化、付加価値サービスの機会の創出を挙げた。具体的には、クラウドベースのメール、ファイル共有をドアノックツールとして販売できるほか、オンプレミス製品とクラウドサービスの連携開発やSIを起点とする上流コンサルティング、サポートサービスの展開を可能にするという。Microsoft Officeなど他のマイクロソフト製品との高い親和性は、マイクロソフトならではの強みだ。
マイクロソフトのパートナー向けプログラムでは、クラウドサービスを利用する顧客を継続的にアドバイス・支援する販売パートナーに対して報酬を用意する。実績に応じてクラウドエッセンシャルとクラウドアクセラレートという二つの支援プログラムが適用される。インセンティブ面で優遇されるクラウドアクセラレートに加入するためには、購入支援した顧客数が3以上で、合計150シート以上販売している必要がある。
小山本部長は、「パートナー企業に対して社内利用のライセンスや営業・技術に関する情報、トレーニングを無償で提供する。支援メニューも充実している」と話し、Windows 8に加えて新しいOffice 365で、さらにビジネスを伸ばすことができることを訴えた。
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外部リンク
日本マイクロソフト=http://www.microsoft.com/ja-jp/
「BCN Conference 2012」=http://biz.bcnranking.jp/sp/conference2012/