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<Windows Server 2012 特集>バッファロー 災害対策を安価なNASで提案 多様なニーズに応える製品群を用意
2012/11/19 19:55
週刊BCN 2012年11月26日vol.1458掲載
ニーズの高いWSS搭載NAS
コーポレート・プロダクト
グループリーダー
バッファローは、このようなニーズに応えて、ユーザー企業がより快適にNASを利用できるように「テラステーションWSS」のラインアップを拡充した。最新OSであるWindows Storage Server 2012を採用したデスクトップモデルとして3機種、1Uラックマウントを1機種の合計4モデルをリリースした。
テラステーションWSSは、オフィス向けNASとしてトップクラスの速度を実現するために、「Intel Atom デュアルコアプロセッサー(2.13GHz/1.86GHz)」を採用したほか、高速なDDR3メモリを4GB搭載するなど、ハードウェアのスペックを大幅に増強している。
「WSS搭載NASにソフトを導入すると、リソースが枯渇してパフォーマンスが落ちてしまうケースがある。テラステーションWSSでは、そのようなことはない。CPUとメモリを増強し、ソフトウェアを導入しても快適に利用することができるように工夫している。また、ワールドワイドでは、よりパフォーマンスの高い製品が求められる傾向が強いので、そのようなニーズにもマッチする」と、グローバル・プロダクト・マーケティング部のコーポレート・プロダクトグループに所属する鷲野哲也氏は語る。
大規模システムも視野に入れた展開
コーポレート・プロダクト
グループ
これまで遠隔地にあるサーバーにバックアップデータを作成するには、大規模なソリューションの導入が必須で、SMBが導入するのは難しかった。それが、各拠点にテラステーションWSSを導入するだけで、広域の災害が発生した際も、データの復旧を行うことができるようになる。災害対策を課題にする企業にとって、導入のメリットは大きい。
さらに今年度中には、「Intel Xeon Quad Core」を搭載した12ベイの2Uラックマウントモデル2製品を発売する予定だ。ラインアップを拡充することで、SMBに加えて大規模企業への販売も視野に入れている。ハイエンドモデルには、信頼性の高いニアライン向けHDDや、ハードウェアRAIDコントローラーを採用したモデルも提供する予定だ。
「ハイエンドの製品は、基幹業務のバックアップ用ストレージやデータセンターなどでの利用を想定している」と齋藤氏。ハイエンド機種はバッファローにとって新たな領域への挑戦だが、ワールドワイドで展開している強みを十分に生かし、コストメリットも出すことができる。WSSを搭載したNASという領域でユニークな動きを展開するバッファローは、注目に値する。
(写真/掛川雅也)
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