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<Windows Server 2012 特集>CSK Winテクノロジ OSの機能を補完して利便性を高めるツール群 日本企業に最適な運用を実現するソリューション
2012/11/15 19:55
週刊BCN 2012年11月26日vol.1458掲載
クラウド時代のサーバーOS
第一開発部の宮添和也・第一開発課課長は、技術者の視点から新サーバーOSのメリットについて、「従来はストレージ専業メーカーが対応していた、チャンク(ひとまとまりの塊)単位でデータを格納できる機能などを、OSが標準機能としてもっている。動作の安定性について申し分ない」と宮添課長は語っている。
Windowsの利便性を高める自社開発ツール
CSK Winテクノロジでは、Windowsを利用する企業の「かゆいところに手が届く」ツールを開発・提供している。第一開発部第一開発課
課長
その代表的なツールが「PerfectWatch」シリーズだ。Windowsが搭載している機能の管理やメンテナンスを支援し、情報システム担当者やエンドユーザーの業務負荷を軽減する。
このシリーズの主なラインアップは3製品だ。人事異動や組織改編時の「Active Directory」の変更作業を効率化し、運用負荷を低減する「PerfectWatch for Active Directory」。「Windows Vista」以降で搭載されているHDDを暗号化する機能「BitLocker」の管理の煩雑さを解消して利用効果を高める「PerfectWatch for BitLocker」。
そして、「PerfectWatch for Asset-LifeCycle」は、ライフサイクル管理の観点を取り入れたSAM(ソフトウェア資産管理)機能をもつツールで、沖縄県庁をはじめとした地方自治体などに導入した実績がある。
PerfectWatch for Active Directoryでは、日本の組織独特の多重構造や、頻繁な組織改編に対応可能。これまで情報システム担当者を泣かせてきた変更業務を効率化することができる。
「Active Directoryが初めて実装された『Windows 2000 Server』以来、累計で1000社以上の構築を支援してきた。当初は新規構築案件が多かったが、その後は運用案件が増加し、ユーザー企業向けに提供してきたツールのノウハウを汎用化してパッケージ化した。12年の歴史のある製品」と宮添課長は話す。
最後に古宮社長は、「『Windows Server 2012』の“The Cloud OS”というコンセプトには、私たちの蓄えてきたActive DirectoryやWindows Azureなどに関する知識がさらに生かせると考えている」と今後の展望を語った。
(写真/津島隆雄)
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