Special Issue
<スマートデバイス特集>SIビジネスに異変あり 「ビジネスサービス」の強化が不可欠に
2012/10/25 19:56
週刊BCN 2012年10月22日vol.1453掲載
日立システムズ
スマートデバイスの活用を支援
キッティング能力を月1万台規模に
前田貴嗣
スマートデバイス推進センタ担当部長
●引き合いが急増中
キッティングサービスとは、ユーザーが購入したIT機器を使える状態に設定するアウトソーシングサービスである。日立システムズは、パソコン(PC)では累計75万台のキッティング実績があり、全国約300か所の保守サービス拠点網を活用したオンサイトサービスも展開している。
磯崎政志
営業統括部長
●ワンストップサービスが強み
山根毅士
システムソリューショングループ課長
また、スマートデバイスは通信回線に常時接続して使うことが多く、業務アプリケーションがクラウド側にあるケースも多い。そのため、ベンダーには端末の提供・設定だけでなく、ネットワーク構築やセキュリティ対策を含め、トータルでサポートすることが求められる。その点、日立システムズは、日立グループのクラウドサービス「Harmonious Cloud」の下、全国のデータセンターを生かして多種多様な業務アプリケーションを提供する業界屈指のクラウドサービス事業者。これに同社が運用する仮想デスクトップ型の業務実行環境「Dougubako」のような業務基盤や、今回体制を強化したキッティングサービス、全国のサポート拠点を活用したオンサイトサービス、端末管理サービス(MDM)、コンタクトセンターによるヘルプデスクなどのマネージドサービスを組み合わせることで、導入をワンストップでサポートできるのが大きな強みだ。今後は地場のSIerやソフト開発ベンダーと組むなどして販路を拡大し、2015年度にはサービス全体で累計約280億円の売り上げを見込む。
(写真/津島隆雄)
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