Special Issue
EMCジャパン、「EMCパートナー・アワード2011」を開催 パートナーとの強い絆を再確認
2012/06/14 19:55
週刊BCN 2012年06月11日vol.1435掲載
販売力と提案力、各パートナーの工夫に着目
販売パートナーの関係者を前に挨拶をするEMCジャパンの山野修社長 |
「Partner of The Year」に輝いたNECは、2006年の戦略アライアンス契約締結以来、高い技術力と豊富な実績により、毎年順調に販売実績を伸ばし続けていることが評価された。NECは今回を含めて5回連続の受賞となる。
「EMC スペシャル・アワード 特別賞」を受けた日本ビジネスシステムズは、オリジナル統合基盤ソリューションの標準インフラにVNXファミリを採用、ユーザーから高い評価を受け、VNXファミリの拡販にも貢献したことが受賞理由となった。同特別賞はネットワンシステムズも受賞した。EMC製品の高可用性に着目し、先進的なユーザーへの提案へとつなげることに成功したことなどが受賞の理由である。
「EMC スペシャル・アワード 新製品・先進技術賞」は東京エレクトロン デバイスが受賞した。FCoEのメリットを訴求し営業展開することにより、VNXの拡販に大きく貢献したことが評価された。
「EMCビジネスリーダーシップ・アワード」では、「SMBリーダーシップ賞」にネットワールド、「クラウドビジネスリーダーシップ賞」に新日鉄ソリューションズが輝いた。ネットワールドはVNXeの製品発表からわずか1か月で国内1号機を受注、SMB市場のユーザーに対してEMC製品の認知度向上と市場拡大に尽力したことが評価された。新日鉄ソリューションズはパブリッククラウドサービス「absonne(アブソンヌ)」のストレージインフラ基盤としてEMCストレージを採用、より高品質なクラウドサービスの提供に注力したことが評価されての受賞となった。
ソリューション部門は3賞が用意されており、「バックアップ賞」はノックス、「統合ストレージ賞」はシー・エル・シー、「仮想化賞」は伊藤忠テクノソリューションズがそれぞれ受賞した。ノックスはバックアップに特化した深い技術力を基に、EMC重複除外ストレージのシェア拡大に大きく尽力したことが受賞の理由。シー・エル・シーは汎用機ユーザーに対しEMC製品を積極的に提案、EMC単独では実現できないソリューションを軸に、ストレージ統合を推進したことが受賞につながった。また、伊藤忠テクノソリューションズは、VNXシリーズ発売開始当初より積極的な販売活動を展開、国内第1号となる受注をはじめVNXの拡販に尽力したことが主な受賞理由となった。
日本市場の重要性を強調、絆をさらに深化
2011年の「EMC スペシャル・アワード 特別賞」には、新しく「Isilon賞」と「RSA賞」が加わり、「Isilon賞」には、ブロードバンドタワー、「RSA賞」はテクマトリックスとネットマークスに授与された。ブロードバンドタワーの受賞理由は高い技術力と提案力で大型案件を獲得、GFS、プロフェッショナルサービスとアイシロンの組み合わせ販売においても第1号となったこと。テクマトリックスはRSA SecurIDのインシデントという難しい状況にもかかわらず、顧客への丁寧な対応で乗り切り、ビジネスの業績向上に尽力したうえ、国内ではRSA Archer GRCビジネスの立ち上げにも貢献したことが評価されての受賞となった。また、ネットマークスは販売実績を伸長させ、積極的に取扱製品を拡充、さまざまなRSA製品を組み合わせたソリューション提案に注力したことが受賞理由となった。受賞者からは、「東日本大震災が発生した後、お客様への納品などはギリギリの状態で進めたが、EMCさんとともに何とか乗り切った。これからも、ともに成長していきたい」(NEC プラットフォーム販売本部 ストレージ販推グループ 部長 須永宏明氏)、「EMCさんは技術者向けのトレーニングに力をいれるなど積極的にパートナーとの連携を深めようとしている。パートナーとしても前向きにとらえていきたい」(ネットワールド 取締役 SI技術本部長 野村栄司氏)、「賞をいただいたということは、これからももっとがんばれと気合いをいれていただいているということだと思う。これからも当社のサービスにEMC製品を活用していきたい」(新日鉄ソリューションズ 業務役員 ITインフラソリューション事業本部 営業本部長 大坪 武憲氏)といったコメントが寄せられた。
「最近、各方面から『EMCはとても元気で、大きく変わった』といわれる」と、山野氏が語るように、EMCはIT業界で今最も注目される企業の一つ。販売戦線の先頭に立つパートナーとの連携は今後も重要な戦略となるに違いない。
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