Special Issue
<マウスコンピューター特集>連載第2回 中小企業メインにサーバー市場を開拓 「SBS 2011 Essentials」との連携武器に
2012/03/22 19:55
週刊BCN 2012年03月19日vol.1424掲載
中小企業の要望に応える
──まずは、今回の協業に至った経緯についてお聞かせください。マウスコンピューター 金子覚 マネージャー |
──「MousePro SVシリーズ」は、中小企業をメインターゲットに置いた製品ですね。3機種をラインアップしていますが、すべてに小規模向けサーバーOS「Small Business Server 2011 Essentials(SBS 2011 Essentials)」を搭載してるとか。
轟(日本マイクロソフト) 国内には、百数十万社の中小企業が存在するといわれています。そのうち、われわれの調べでは、サーバー製品を導入していない従業員10人以下の企業は、109万社にものぼります。SBS 2011 Essentialsの主要ターゲットである従業員10~25人の企業の場合でも、7万~8万社はあるとみています。
中小企業のニーズは、非常に細分化されています。細かなニーズに応えるハードウェアを開発するマウスコンピューターさんと協業し、小規模事業者の利用に最適化した「SBS 2011 Essentials」を組み合わせた製品を出すことができたのは、非常に意義深い出来事です。ユーザーに両社が組んだメリットを感じていただいて、中小企業の経営を支援していきたいと考えています。
金子 当社の法人顧客は、従業員数50人以下のユーザーが50%を超えます。昨年11月に実施したアンケート調査では、サーバーをもっていると回答した企業は、30%以下でした。こうした企業に向けて、データのバックアップと復元、ファイル共有などが実現できるアイテム(MousePro SVシリーズ)が安価で手に入る、というメッセージを届けていきます。
高品質とサポートを強みに
──MousePro SVシリーズの強みを、改めて紹介してください。金子 MousePro SVシリーズに限らず、マウスコンピューターは、すべての製品で高い品質ときめ細やかなサポートを追求しています。パソコンと同様に、細かな仕様の要望に柔軟に応えられるBTO力も強みとなります。サーバーについてもそのメリットは提供できます。
そして、コストパフォーマンス。SMBのユーザーが買い求めやすい価格にこだわりました。また、SMBのオフィス環境を考えた場合、可能な限り小さいサイズが受け入れられると思っていますので、コンパクトな筐体も重視しました。
──SBS 2011 Essentialsの特徴はいかがですか。
日本マイクロソフト 轟昇太 シニアマーケティング スペシャリスト |
──MousePro SVシリーズは、販売するためにどのようなソリューションシナリオを描いていますか。
金子 一例を挙げれば、今後普及が進むタブレット端末やウルトラブックなどのスマ―トデバイスと組み合わせた業務ソリューションがあります。SBS 2011 Essentialsと、拡張性の高いMousePro SVシリーズとの組み合わせは、SMBのさまざまなニーズに応えていくことができるツールであると自負しています。
▽製品の詳細はこちら
MousePro:http://www.mouse-jp.co.jp/business/
Windows Small Business Server 2011:http://www.microsoft.com/japan/sbs/
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